エイリアンがいるこの世界で、ひどく大切なひとりの男。
恋人に、注意をされた。
「もういいよ。いつも話聞いてないじゃん。」
と、唐突に(と私には思われた)不機嫌になった。
私は、彼のことをよく無視するらしい。
「ねぇ○○って~~なのかなぁ。」
などと質問しておいて、
彼が答えようと口を開いたときには、
私は違う話をしはじめるらしい。
自覚があるような、ないような。
ともかく、私の大切な恋人は、
それで幾度となく気を悪くしていたらしく。
私は泣きたい気持になった。
;;
海遊館には、魚も人も沢山いた。
小学校の頃、書道の大会で大阪に来て、
その時に寄り道して以来。
感動して、私ははしゃいだ。
とにかく大きな生物を夢中で見ていた。
ジンベエザメとかマンボウとか、
アザラシとかエイとか。
エイリアンだと思った。
こんな世界が地球上にあるなんて信じられない。
信じられない。
信じられない。
すごい。
すごい。
すごい。
すごい気持ち悪い。
気持ち悪すぎて笑える。
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今日、いろいろありがとう。
と、夜、彼に言った。