エイリアンがいるこの世界で、ひどく大切なひとりの男。 | Q05 quest

エイリアンがいるこの世界で、ひどく大切なひとりの男。

恋人に、注意をされた。



「もういいよ。いつも話聞いてないじゃん。」

と、唐突に(と私には思われた)不機嫌になった。



私は、彼のことをよく無視するらしい。

「ねぇ○○って~~なのかなぁ。」

などと質問しておいて、

彼が答えようと口を開いたときには、

私は違う話をしはじめるらしい。



自覚があるような、ないような。



ともかく、私の大切な恋人は、

それで幾度となく気を悪くしていたらしく。

私は泣きたい気持になった。




;;




海遊館には、魚も人も沢山いた。

小学校の頃、書道の大会で大阪に来て、

その時に寄り道して以来。



感動して、私ははしゃいだ。

とにかく大きな生物を夢中で見ていた。

ジンベエザメとかマンボウとか、

アザラシとかエイとか。



エイリアンだと思った。

こんな世界が地球上にあるなんて信じられない。

信じられない。

信じられない。

すごい。

すごい。

すごい。




すごい気持ち悪い。

気持ち悪すぎて笑える。





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今日、いろいろありがとう。

と、夜、彼に言った。