ハートハットのチョコケーキで見直したこと。カラー粘土の色差と、混色の面白さについて
先日、ハートハットのチョコケーキのオンラインレッスンを開催しました😊
今回のレッスンでは、作品の作り方だけでなく、以前の作品と比べて少し見直した「色味」についても改めて考える機会になりました。
フェイクスイーツを作っていると、同じ材料を使っているつもりでも、以前とまったく同じ色にならないことがあります。
特にカラー粘土は、ロットによって色に差が出たり、乾燥後に色の見え方が変わったりすることもあるため、実際に作品として組み上げた時の印象まで見ながら調整していくことが大切です。
今回見直したのは「チョコケーキの色」
今回のレッスンで見直したのは、ハート型のチョコケーキ本体の色です。
以前は別の絵具を使って着色していたのですが、その絵具が廃番になってしまったため、今回は絵具を見直しました。
新しく使ったのは、混色をしなくてもチョコレートらしい色味を出しやすい絵具です。
レッスンでは、できるだけ誰が作っても安定した色味になりやすいことも大切にしたいと思っています。
そのため今回は、ケーキ本体の色を、より再現しやすい形に整えました。
リボンチョコの色は、今回はあえて調整していません
一方で、今回のレッスンではリボンチョコの色についてはあえて調整をしていません。
リボンチョコに使っているミルクチョコ色の粘土は、ロットによって色の差が出ることがあります。
今回私が使った粘土も、乾燥後の色の変化が思っていたほど出ず、以前の作品と比べると少し印象が違って見えました。
ただ、ここで安易にレシピを変えてしまうのは危険だと考えました。
というのも、今回の色味が「たまたまこのロットだったから」なのか、それとも本当に粘土そのものの色が変わったのか、まだ判断できていないからです。
もしここで黒や赤を足して色を調整してしまうと、別のロットを使った時に、今度はミルクチョコレートではなくビターチョコレートのような色になってしまう可能性もあります。
そのため、今回はリボンチョコのレシピ変更はせず、まずは他のロットも購入して、本当に色が変わってしまったのかを確認していくことにしました。
いくつか試しても同じ結果になるようであれば、その時は改めてレシピの見直しをしたいと思っています。
単体の色だけでなく、「混ぜた時にどう変わるか」を見てほしい
今回のリボンチョコに使った粘土は、単品で使えばきちんとミルクチョコレートらしい色になります。
ただ、私の作品ではその色をそのまま使うだけでなく、他の色と混ぜたり、薄めたりしながら調整していくことがあります。
そうすると、単体で見た時とはまた違った表情が出てきます。
「この色を少し混ぜたら、こんな風にやわらかくなるんだ」
「薄めたら、ミルク感のあるチョコレートっぽさが出るんだ」
そんな変化が生まれるのも、カラー粘土の面白さのひとつです。
私はレッスンでも、ただ見本通りの色を再現するだけではなく、
色を混ぜた時にどんな変化が起きるのか、そしてそれが作品全体の“美味しそう”にどう繋がるのか
そういう部分も一緒に見てもらえたら嬉しいなと思っています。
大切なのは、パーツ単体ではなく「全体でどう見えるか」
色の違いが気になると、ついそのパーツだけを見てしまいがちです。
でも実際の作品作りでは、単体で見た時の色よりも、ケーキ全体として見た時にどう見えるかの方がずっと大切だと私は思っています。
今回も、ケーキ本体の色は見直しましたが、リボンチョコはあえてすぐに調整せず、そのまま全体の中でどう見えるかを確認しました。
それでも作品として見た時に「美味しそう」「可愛い」と感じられるかどうか、そこを見ながら調整しています。
私はレッスンでも、ただ作品を完成させるだけではなく、
「この色はどう見えるかな?」
「全体の中ではどう見えるかな?」
と考えながら作れるようになってもらえたら嬉しいなと思っています。
同じ材料でも、同じ結果にならないことがあるからこそ
フェイクスイーツは、同じ材料を使っていても、毎回まったく同じ結果になるとは限りません。
だからこそ、色の違いが出た時に「失敗した」で終わるのではなく、どう見直すか、どこを調整するかを考えることが大切になります。
今回のレッスンでも、ケーキ本体の色は安定して作りやすいように見直しつつ、リボンチョコは今後の研究課題としてそのまま残しました。
そうやって一つずつ見比べながら、作品をより作りやすく、より美味しそうに見える形へ整えていくのも、制作の面白さだと思っています。
これからもレッスンでは、作り方だけでなく、こうした「見え方」や「整え方」、そして混色による表情の変化も含めてお伝えしていきたいです😊
自分なりの「美味しそう」や「可愛い」を見つけながら、作品づくりを楽しんでいただけたら嬉しいです。






