…というのが、昨日付けで発足したそうです。
この協議会に参画しているのは、以下の6社。
NHN Japan 株式会社
グリー株式会社
株式会社サイバーエージェント
株式会社ドワンゴ
株式会社ディー・エヌ・エー
株式会社ミクシィ
プレスリリース
(リンク先はpdf)によると
ネットワークゲーム市場のさらなる健全な発展と良好な利用環境の維持・向上、ユーザーによる適正利用の推進、ユーザー保護の充実・強化
ことを目的に各社で連携し
・ゲーム内におけるわかりやすい表示
・ゲームの内容の事前確認
・未成年ユーザー等の保護の充実・強化に向けた施策
・ゲーム上のキャラクター、アイテム、カード、ゲーム内仮想通貨等を現実の通貨で売買する行為に対して適切な施策を推進
とかをしていくそうな。
各社、世間の風当たりを意識し始めたのかな、という印象がありますね。
僕はどうも「ユーザーの保護」という表現があまり好きではなかったりします。
一番困るのは、ユーザー同士のトラブルで企業がイメージダウンを被ることで、そうならないように連携しましょうってことなのではないか、と。
企業の都合にお客様的要素を表現として引っ張り出すのが、どうも気に入らない。
たとえばアメーバピグ(サイバーエージェント)が先日ざっくりと15歳以下を切り捨てることを発表したけど、それは大人の都合であってユーザーの保護ではない。
15歳以下の子供にネットマナー等を教えてこなかった側の責任である。
「側」というと責任転嫁に見えそうだけど、ネットを使うすべての大人の責任である。
良好な利用環境の維持・向上を、というなら、この点を真剣に考えていかないと、ユーザーが育たない。
ただ制限する、取り締まる、だけじゃいけないんだと思う。
大事なのは、未成年ユーザーがトラブルを起こしたら、親が責任を取るような社会のルール作りなのではないか?
ゲームをさせない=未成年の保護
ほんとにそれでいいのか?と思う。
確かに僕ら大人は、使い心地はよくなるけど、それで解決、とは絶対に思えない。
そもそも適正利用を促進するなら、アイテム課金はやめるべきである。
いわゆるリアルマネートレードだって、それでなくなるではないか。
結局アイテム課金は儲かるからやめられない。
だからユーザー保護、といいながら自分らの商売の邪魔をする人を取り締まるため連携し、ユーザー保護のために頑張ってますよと社会に訴えかけることでイメージアップを図ろう、というところなのではないか、と邪推してしまいます。
もちろん、何もやらないよりはまし、だと思いますけど。