オススメの本としても紹介した
の本を面白く読んでいます。
ボーカロイドといえば機械に歌わせているので、そのままだと機械っぽくなってしまいます。
そこで、どこかの妖怪よろしく「早く人間になりたーい!」ってことで、人間らしい歌い方にするにはどうすればいいか、というテクニックが↑の本に載ってました。
で、まだ具体的なテクニックの実践とか作業とかはしてないんだけど・・・
ちなみに本を見てざっくり自分なりに要約したポイントは、こんな感じです。
自分で歌ってみて「あぁ、そうね」って思えるか、どうか?
・跳ねるように歌う場合、タイミングが早く歌われる
例)「やっぱり」の「ぱ」
・詰まった音はやや短めに歌われる
例)「やっぱり」の「や」
・単語の最後の音で、短めに歌われる場合がある
例)「ぽんぽこぽんっ」の「んっ」
・同じ単語が2回以上続く場合、同じ強さでは歌われないことが多い
・連続した音で同じ高さの音の場合、発声タイミングでばらつきが出ることが多い
例)「うえのはつの やこうれっしゃ」の「うえのは」
・連続した音で高さが異なる場合、高い音のほうが大きな声で歌われる場合が多い
例)「うえのはつの」の「つ」
・発声すると、通常は歌ってる間に音が弱くなる
例)「アーメン」の「アー」とか「メン」とか
↑ただ、場合によっては意図的に強く歌う時もある
・当たり前だけど、どんなに頑張っても人間は機械にように正確な音程は維持できない
(「適度に揺れ」ている)
・歌いだすとき、低めの音程からすくいあげるようにして歌うときがある
(直前の音が高いときは、少し高めの音程から下がる場合がある)
・歌い終わるとき、若干音程が下がるときがある
・低い音から高い音に続けて歌うときは、高い音は低めの音程からすくいあげるようにして歌うときがある
・息継ぎは息継ぎをするタイミングの前の音符との時間の差が深さの差
(曲の一番最初はあまり息継ぎは深くない)
こうやって並べてみると、結構ありますね!
ただ、本の著者も書いてるけど「最後は自分の感覚で」ということでした。
意識しないで歌ってるものを、意識して歌ってみると結構面白い。
逆に機械っぽく歌うことはとっても難しそうな(笑)
冒頭に紹介した本では「課題曲」として「ずいずいずっころばし」を打ち込んでいきます。
いまだに歌詞の意味がようわからん曲です。
とりあえず音符と歌詞だけ機械的に入力してみました。
歌ってるのは
のメグッポイドくんです。
昨日も書いたけど、このメグッポイド、同じ人が4種類の歌い方でライブラリを収録してます。
せっかくなので、4種類全部録音してみました。
(,mp3なのでパソコンまたはスマホの方のみ再生できます)
・太く大人っぽい声質
「ずいずいずっころばし」ベタ打ちver.(メグッポイド Adult)
・パワフルで迫力ある声質
「ずいずいずっころばし」ベタ打ちver.(メグッポイド Power)
・子供っぽいあまい声質
「ずいずいずっころばし」ベタ打ちver.(メグッポイド Sweet)
・優しくささやくような声質
「ずいずいずっころばし」ベタ打ちver.(メグッポイド Whisper)
聞き比べると面白いですよ。
同じ人なのにやっぱり違う。
というか、ループで聴いてると洗脳されそうですが(笑)
ビブラートとかは、とりあえず機械のほうで勝手にかけてくれてます。
まぁ、機械っぽいとはいえ、これだけ簡単な作業でパソコンで歌わせられるって、すごい世の中になったなぁ。
歌ものの曲作って試しに歌ってもらいたいとき、人探ししなくていいんだしねぇ。。
でも、オススメの本って紹介してみたものの、この音程がどうこうって、絶対音感ないと、難しいんじゃないかな・・・
僕は幸い、生まれながらにして親から授かってるのであるから、まさに「こんな本欲しかった!」って感じですが。
この「ずいずい」をまず、人間らしい歌い方にする(調教っていうんですかね、いまどきは)練習をしてみようと思ってます。