21g ♢ 映画 | tomikesa's life style

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奈良に23年、京都に2年、結婚後に転勤族になり静岡県沼津市に4ヶ月、浜松に8年、佐世保に3年暮らしてまたまた奈良に戻って来ました♪
海の事、日々の暮らしの楽しい事などを綴ります(^。^)

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人は死ぬと21グラム少なくなる。それは何の重さなのか。魂の重さなのか。


これも以前から気になっていた映画です。軽い気持ちで観れない気がしたので、覚悟して観ました。


そして、覚悟して観てもやっぱりキツかったです。不思議なのがストーリーは悲しみに溢れているのに、もらい泣きは一切しませんでした。安っぽい涙も出ないような、深い悲しみと俳優の演技に圧倒されたからでしょうか。監督の冷静な視点があるからでしょうか。

映像も音楽も全てが始まりから終わりまで暗く、悲しい。このギリギリの心理状態を描く事で監督が表現したかったものは?

生と死は共にあるという事でしょうか。

映画の中で、悲惨な目にあった時に何度か使われた言葉です。

人生は続くのよ

この言葉にもあらゆる意味が込められている気がします。

ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロの演技も素晴らしかったです。

重くて苦しい映画で、心の奥底を震わされました。感動という言葉も陳腐に思えるような。そういう体験をしたい人は是非。