終始、血の気が引く映画でした

原作は湊かなえ
監督は下妻物語の中島哲也 です。
以前から観ようと思っていましたが、後味が悪い映画のような気がして観れませんでした。
思い切って観てみて
一言で言えませんが、観て良かったです。
湊かなえのストーリーは、一人一人の心の闇がリアルに浮き彫りにされていますよね。一見、あり得ない話に思えても、心理描写がリアルなので自分と切り離して考えられない怖さがあります。
私は善人だから、私の周りにはいい人しかいないから、私には不幸な事は起こらないと言い切れる人はどれ程いるでしょう。
犯罪に手を染める事も、犯罪に巻き込まれる事も誰にでもあり得る事ですよね。自分の闇ともしっかり向き合って、受け入れた上で前向きに生きていく事ができたらと思います。
主題歌のレディオヘッドの曲もとても合っていました。こういう張り詰めたギリギリの心理状態を描く映画にはぴったりですね。
金曜22:00~の夜行観覧車も毎回怖いんですが、観てしまいます。怖いもの見たさでしょうか。
とにかく、この映画は覚悟して観てください
