「樫本大進&エリック・ル・サージュ2024」シューマン&ブラームス全曲ヴァイオリン・ソナタ・チクルス vol.2@みなとみらいホールに行ってきました。
ヴァイオリン聴きに行くのいつ以来だっけ?
全然思い出せない。
それくらい久しぶりなヴァイオリンのコンサート。
チケットは気合を入れて1階席前方ど真ん中の席を確保しました。
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◆前半
ブラームス ヴァイオリンソナタ第1番「雨の歌」
ディートリッヒ/シューマン/ブラームス F.A.E ソナタ
◆後半
クララ・シューマン 3つのロマンスop.22
ロベルト・シューマン ヴァイオリン・ソナタ第2番
◆アンコール
ロベルト・シューマン 3つのロマンス より 第2曲 Op.94-2
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ブラームスのソナタ冒頭のピアノ、そしてヴァイオリンの入り、その音色のあまりの美しさに心を全部持っていかれてしまった。
この世のものとは思えない。
まるで天上の音楽のようだ。。。
録音では幾度となく聴いたソナタでしたが、実演で聴くのは初めて。
もともと「雨の歌」のテーマがすごく好きなのですが、これまでの印象とがらりと変わり、思わず息をのみました。
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F.A.Eソナタは知らない曲だったので事前に何回か聞いて予習。
本日の演奏では、ヴァイオリンからピアノへの受け渡す部分にぐっとくるものがありました。
理由はうまく説明できませんが。
そして第3楽章の熱量!
この楽章だけコンサートで取り上げられることが多いというのに納得です。
映える曲だもんねぇ。
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クララ・シューマンの3つのロマンス。
始まり方がもうロマンティックでした。
が、当時の超一流ピアニストであったクララでさえも、女性が作曲することへの批判は強く、途中で断念してしまったんだとか。
残念過ぎる。
もし当時そのような偏見がなかったら、素敵な作品がもっともっと生まれていたのになぁ。
クララに思いを馳せながら演奏を聴いていました。
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ところで樫本さんの使用していたヴァイオリンは1744年デル・ジェス「ド・ベリオ」とのこと。
ずいぶん前にバッハの無伴奏全曲演奏会を聴いた時はグァルネリ父(?)の方の楽器を使用していたような気がするんですが(私の記憶違いかな)。
いずれにせよ、フランス革命よりさらに四半世紀も前につくられた楽器が今でもこんなに素晴らしい音色を響かせることに驚いてしまいます。
また聴きに行こうっと。
