近所付き合いと火事 | りんごちゃんの部屋

近所付き合いと火事

人情厚い下町に育ったにも関わらず、近所付き合いが苦手な私。

新しい家に引越しすると、スペイン人はいつも興味深々でのぞきにきます。

前に住んでいた家でも、知らない人から声をかけられて、しかも昨日は帰りが遅かったわねぇ~みたいな。


もちろん誰でも付き合いやすいご近所さんとそうでない人がいると思うんですが…


なので、4年前に今の家に引っ越してきた翌日に、お隣さんに合鍵を渡されて


「私一人暮らしだから何かあったらお願いね~」と言われた時は、本当はちょっと面倒だなぁって思ったんです。


イギリス人の女性で自宅で英語の先生をしている(町でも結構評判の先生みたい)このお隣さん、引っ越してすぐにジロを出産した私に


「しのぶはバカねぇ~こうした方がいいのよ」


と早くも私をバカ呼ばわり。


そして子育ての意見等、私と全く違う事多数…


友達を連れて、ジロを見せて♪とやってくる。


あ~あ、なんてお隣さんに当たっちゃったのぉ~!!面倒くさぁぁぁい!!と思うはずだったのですが…


ところがところが、この人は全く苦にならないんです。と言うより大好き?

一人暮らしとは言っても、友達が大勢いて、自分の人生を楽しんでいるんです。

私と同年代の娘さんが二人イギリスにいて、孫も五人(みんな男の子)いるんです。イギリスからも娘さんたちや友達、従姉、恋人が代わる代わる遊びに来て忙しそうです。


話も楽しいし、バカ呼ばわりと言ってももちろん冗談で言っているので全く気になりません。


彼女が忙しい分、逆に私達の方がもっと彼女と一緒にいたいと思うくらい…


年齢に関係なく、自分の人生を楽しんでいる人は輝いて見えるものです。

そんな人がお隣で本当に良かった。


私の妊娠中(寝たきりだったので…)にはタロのサマースクールの送迎、午後、授業の無い時はプールに連れて行ってくれたり…いつも頼りっぱなしです。


彼女が私達に〝頼った〟のは、去年の今頃家が火事になった時だけでした。

保険の交渉と後始末の立会いくらいですけどね…


夜寝ている間に食器洗浄器から火が出てしまって、家中クロ焦げになったんです。


でも朝方四時頃、上の階に住むご近所さんの放蕩息子が帰宅。

エレベーターが偶然壊れていたので階段を上がって行った所、彼女の家のドアから黒い煙が出ていたのに気が付いたんです。酔いも一気に冷め、私達の家のドアを狂ったように叩いたので、はじめは酔っ払いのいたずらかと思ったのですが、ぺぺがとりあえず出てみると、煙が…


家のベルをならし、最悪の事態も想像しながら、持っていた合鍵で開けて中に入ると、眠そうな顔をしたお隣さんが黒い顔で立っていました。


どうやら彼女、部屋のドアを閉めて寝ていたので助かったようです。火と言うより煙だったのですが、家中真っ黒。もしこの放蕩息子(ごめんなさい…)が帰ってこなかったら、もしエレベーターが壊れていなかったら…


お隣さん、煙に巻かれていたかもしれません。


何事もなくて良かった。と思った一年前でした。


また話がずれちゃった…

のでこの辺で…