「執着を手放すだけでラクになれます!」
ってよく聞くけど、
そんな簡単にはいかないですよね
手放せないから「執着」だというのに
ある時期に、ものすごく自分の執着心に苦しめられたことがあり、
なんとかこの苦しみから逃れようとあらゆる本を読み漁ったり、人に聞いたり、仏教を学んでいくうちに、
「人間は執着と煩悩からは逃れられない」
と知りました
執着というのは煩悩の一つで、
親鸞聖人でも死ぬまで手放せなかった煩悩を、
私たち凡人が簡単に手放せるわけはないんですね
そして、
「執着をなくそう、なくそうとしていること自体が執着」
と聞いた時に、
「なんだ、誰でも執着心があって当たり前なんだ、無理になくさなくてもいいんだ」
と、そう思うだけで、少し気持ちがラクになった気がしました
執着を無理に手放さなくてもよいことはわかりましたが、
手放そうとしても手放さなくても、どうやっても苦しい気持ちが消えない場合はどうすればいいんですか?
と聞く私に、仏教の先生はこうおっしゃいました
「その執着を手放せない代わりに手放しているものがある」
私が必死に掴んでいるのは悪い執着で、
そのために良い執着を既に手放してしまっている、ということに気付かされました
苦しみを与える「悪い執着」ではなく、
自分の原動力になるような「良い執着」を見つけてみてください
いま、苦しい思いをしている人が、少しでもラクになるヒントを、このブログでは今後もお伝えしていこうと思っています