東亜酒造(埼玉県羽生市)のウイスキーは、昭和21年に地ウイスキーの先駆けとして誕生しました。
元々「武州」などの日本酒や焼酎で有名な会社ですが、ウイスキーも中々に侮れないものを世に送り出していました。
残念ながら現在、ウイスキーの生産は終了してしまいましたが、創業者のお孫さんが秩父にウイスキー蒸留所を構え、世界的にも評価を受けているイチローズ モルトを生産しています。
ゴールデン・ホースは、本場スコットランドの熟成モルトをに使用した、力強いさと柔らかさを兼ね備えたブレンデッド ウイスキーです。
特級時代(1989年3月以前)の品ゆえ、勿体無く感じるかも知れませんが、ハイボールなどにしてもバランスを崩すことなく楽しめます。
「特級表示とは」
1953年に酒税法が制定されてから1989年3月までの間、ウイスキーは特級、一級、二級、3つに分類されていました。
つまり、これらの表示があるボトルは少なくても1989年3月以前、実に20年以上昔の物になるわけです。
この時代のボトルと現在のボトルを飲み比べると、同じ銘柄のウイスキーでありながら、その味わいが大きく違うことに驚かされます。
敢えて違いを表現するなら、昔のボトルは素朴で濃厚な味わいであり、現在のボトルは都会的で洗練された味わいといったところでしょうか。