美味しいカクテルを作るポイント⑥ / 氷を選ぶ | 昭和スタイルのショットバー クエルクス

昭和スタイルのショットバー クエルクス

群馬県館林市。
14時オープン。
特級ウイスキー等、入手困難のオールドボトル多数。
もちろんカクテルも充実。
コーヒーやノンアルコール カクテルも豊富です。
お茶を一杯だけでも大歓迎。
有機食材にこだわった軽食(ホットサンドやパスタ)も
ご用意ございます。

当たり前の話ですが、ほとんどの場合カクテルは複数のドリンクを混ぜ合わせて作られます。

例としてホワイト レディを作ろうとした時。

使われる材料はジン、コワントロー、レモンの3つです。

カクテル ベースに使用されるジンはたいていイギリスかアメリカ産。

コワントローはフランス産です。

当然、それぞれ現地の水で作られていますが、イギリス(アメリカ)とフランスでは全くと言っていいほどに水質が異なります。

美味しいカクテルを作るためには、このどちらとも喧嘩せず、相性の良い氷を用意しなければなりません。

日本は名水の宝庫ですが、美味しい天然水から作られた氷がカクテルに適するとは限らないのです。

 

八海山の仕込みに使われる新潟県魚沼産の水はブランデーと相性が悪いですし、フランスの水は多くのウイスキーと喧嘩をします。

これらの問題をクリアするためには純水で作られた氷が一番手っ取り早いでしょう。

スーパーやコンビニで売られているアイツです。

 

 

一方で「製氷機で作られた氷では絶対に美味しいカクテルを作れない」と口にするバーテンダーも多いですが、いえいえそんなことはありません。

もちろん、全ての製氷機がオーケーなわけではないですよ?

少なくても、フィルター式の製氷機はいけません。

不純物の一切を除去した後に製氷するタイプのものであれば大丈夫です。

次に保存方法。

常温ないし冷蔵庫で汗をかいた状態の氷や、製氷機から取り出してそのままの氷は避けたいところです。

最低一晩、可能なら2~3日。

冷凍庫で冷やして、強度を増した氷がいいでしょう。

 

ブロックの氷を使うなら、あらかじめ適当なサイズに割ってから冷凍保存してください。


こうすることで氷の溶け方も緩やかになりますし、シェークなどする際に割れてしまう可能性も抑えることが出来ます。