前回の続きです
さて、19歳と言えば、まだまだ見た目が気になる年頃。
もっと大切な事はたくさんあるのに、些細な出来事に心を惑わされてしまうんですよね。
まあそれが若者ってものです。
でも、それも今は昔。
今朝、僕は普段できない天井の隅などの掃除をするために、少し早起きしました。
イスキアといえども肌寒い冬の朝。僕は例のふわふわパジャマの上にダボッとした黒いズボンをはき、上はオレンジ色のタータンチェックのフリースを羽織りました。
極めつけは、子供たちが使っているキティーちゃん柄のシャンプーハット。
それがどんなに奇抜な民族衣装をも凌いでいる、と言う事はわかっていましたが、これが年をとると言う事なのでしょう。妻に爆笑されても、実用性のほうが大事なのです。
頭にタオルや新聞紙で作った帽子など要りません。
キティーちゃんのシャンプーハットでよいのです。
また脱線してしまいました。話を戻します。
まだパソコンも携帯も持っていなかったあの頃、何かの雑誌で人間の毛髪量は10万本前後が平均である、という記事を目にしました。さらには、1日の脱毛量は40~60本程で、それと大体同量の髪が生えてくる、と言うではありませんか。今はもっと違うデータがあるのかもしれませんが、当時の僕はそれを信用し、ある実験に出ます。
1日、家から一歩も出ずに脱毛量を測定しました。シャンプーの時ももちろん数え、その結果、予想補正値も加味して約90本という数値を出します。
床屋に行くたび〝多いね~”と言われている髪の量についても”極太でそう見えるだけで、実際の量はさほど多くない”という少し弱気かつ冷静な自己分析の結果、総量は約9万本という想定になりました。
知ることが難しい発毛量に関しては、平均的な50本という数値を採用。そして、このままいくと僕の髪が無くなるⅩイヤーはいつなのだろう?という疑問を解決すべく数式を立てました。
X=90000÷365(90-50)
答 約6.16(年)
そして様々な自然要因による誤差を考慮し、下方修正。その結果約5年、
つまりは24歳で髪の毛は無くなるという衝撃の答えが出ました。
それは数年後に迫っていたノストラダムスの大予言など目ではない程の脅威となりました。
が、そのために何か努力をする性格でもありません。5年というタイムリミットを静かに受け止めることにしました。それからも、折にふれては24歳という年齢が脳裏をかすめましたが、特に変化はなく歳月は過ぎていきました。
そして、まさかとは思うものの一抹の不安を抱えたまま1999年から2000年に変わったように僕も無事に25歳になり、あの数式は完全にお笑い草となったのです。
しかし余りにもばからしい為、誰にも口外する事なく今日まで胸の奥に秘めてきました。
今日こうしてブログに記した事によって、完全に過去のものになった気がします。
そう、今は昔、、、、
というか、今は昔を見習った方がよい位なのですがね。今朝の民族衣装といい。
でもきっと誰にでもこういう種類の思い出ってあるものですよね。
もしもあなたがまだ胸に秘めたままなら、そろそろ空に放してあげてみてはどうですか?
きっと新たな一歩が踏み出せますよ!
何と3回にわたってお届けしたこの記事、最後までお付き合いくださりありがとうございました。次はもう少しマシな物を書くので、これからも宜しくお願いします。

