ご訪問ありがとうございます晴れ前回の続きです。

さて、いよいよファランガの森へと入ったわけですが、いきなり出くわした岩の家にびっくり!
実はイスキアにはこうして自然の岩や岩壁をくりぬいて作られた家が多く存在するんです。

その昔、ここフォリーオの町は、島で一番西に位置しているという地形上(本土から一番離れている)、トルコやその周辺地域の海賊の襲来を多く受けた町でもありました。

その結果、多くの見張りの塔や、敵が迷いやすいよう、迷路のように小路が張り巡らされた住宅街などが生まれました。そしてこの岩の住居、というか隠れ家もその時代の産物の1つということらしいです。

家に帰ってから調べると、15世紀に多く作られたようです。隠れ家なのでもちろん山の奥に多くあるわけなのですが、ここファランガの森にもあるとは知らなかったので、驚きました。

それにしても、そんな歴史をもちながらも、今なお森の奥にひっそりとたたずむこの家の可愛らしいこと。今ではそれこそお伽噺の様に遠い昔の出来事の、生きた証人なのです。

中はいたってシンプルでした。良い写真が無くてスミマセンあせる
昔は扉があったのかな?小さな明かりとりの穴や、何かものを入れるためにくりぬかれたようなところ、長椅子のように彫られた岩。ゴミが少しあって残念でしたが。昔の人は海賊の襲来から逃れてここに逃げ込んできた時、どのような気持ちだったのでしょう、、、

その後、時代は変わって、それらの家はワイン造りの拠点として使われたようです。
ここファランガの森でも盛んにブドウ栽培がなされたそうですが、たどり着くのが困難なために、そのうちに廃れてしまったようです。今でもブドウ栽培の名残がわずかに見られました。
現在ではこの森の大半は栗の木だそうです。

広い森に、僕ら家族だけ。あてもなくさまよっていると、またもや不思議なものを発見!
直径3メートル以上、深さもかなりあります。


何これ??
みんなで知恵を出し合い考えました。何かの貯蔵庫?野生のウサギをとるための罠?ワイン作りの施設の跡?みなさんわかりますか?

何とこれはNEVAIOLOと呼ばれる、雪を集めるための穴だったのです!
これにはびっくりしました。ここら辺は高度も高いため、冬には降雪することもあります。
昔の人はここに雪を蓄え、枯れ枝で覆って氷に変えていたそうです!

そして夏になると,それを切り出して粗布に入れて町までもっていき、グラニータ(かき氷の様な飲み物)にしたりスイカやワインの冷却や食品の保存に使っていたそうです。

それにしても昔の人の知恵にもびっくりですが、昔って今よりも気温が低かったんでしょうかね?夏近くまで氷がもっていたなんて。このNEVAIOLO,今でもイスキアの数か所で見ることができるみたいです。

さて、さらに森の奥へと足を踏み入れると、、、、

 えっ目目目


こ、これはでかい!もう絵本の世界の家でしょう。絶対コレ中にトトロとか住んでるよ~。

もう一目でこの家の虜になってしまいました。裏から見たらこんな感じ、完全な一枚岩です。


家の脇にあるこの溝を見てください。ここを雨水が伝って、、、、

このくぼみに溜まるようになっています。


中はかなり広いようでしたが、真っ暗で上手く映りませんでした。そのかわり中から見た外の様子。



周辺には不思議な岩がたくさん


こんなに狭い岩と岩の間のとおり道も

このファランガの森、歩けば歩くほど発見がありそうです。しかし今回はまだ春も浅い時期だったため、日が傾く前に早めの下山をすることにしました。ちなみに先はもう一つの森につながっているようです。
いつかその様子を皆さんにお伝えすることができたらいいなと思います。

少しは森の様子を楽しんでいただけたでしょうか?海や温泉だけではないイスキア島の奥深さを感じていただけたら幸いです。

それではまた近いうちに再訪できる事を願って今日はこの辺まで。
長くなりましたが、最後までありがとうございました音譜


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