世田谷腰痛研究所より
ワールドツアーが一旦終わり
日本に帰国したのは昨夜の遅くだった。
アジアからオーストリア、ヨーロッパを周り
セミナーと施術に明け暮れる
1.5ヶ月程になるツアーが終わり
マニラでKYTフィリピン代表の
チンコ先生(チンコ=本名です)の
ウェディングパーティーに参加し
タイを経由してようやくの帰国だった。
俺にしてみれば1.5ヶ月のワールドツアー
なんてのは短い方だというのに
ユーロからマニラに帰る飛行機で
えらい風邪をひいてしまい
大変な状態での帰国だった為に
動画配信もストップしてしまっている。
話したいことは幾らでもあるというのに
喋ろうとすると声より先に咳が出てしまう。
ところがタイに立ち寄った際に知人に
勧められたコンビニで売ってる薬を
飲んでから好転し出したんだ。
発展途上国は病院にかかれない人が多いため
薬はキツめに設定されている場合があると聞く。
体には負担なのかもしれないけど
日本の一時帰国は元々予定はなかった。
このままアジアで患者さんを見まくり
年明けにアメリカセミナーに
そのままマニラから突入するはずだった。
日本に一時帰国したからには
患者さんが沢山会いにきてくれる。
こっそり帰るのだが見つかったが
最後怒涛の忙しさに成りかねない。
それもまた良しなのだが
全力で見れる感じではないかもしれない
と思い今回見れなかった方には
申し訳ない。とここで謝っておく。
日本の住居は引っ越ししたばかりで
まだ電気しか通ってなくガスがないために
シャワーに入れず風邪が悪化しないか
心配だったが無事にガスも開通し
サッパリした気持ちで仕事が出来そうになった。
ところで引越しすると普段目に
つかないモノが出てきたりして、
寒いから何着ようかしらと
シャツを物色していると
クリーニングから返ってきたばかりの
気に入ってる黒シャツが脇が
汗シミが消えてないのを
発見しちゃって憤慨しちゃっよ。
まだ着てないのに脇が白くなってんの。
ドンだけ俺の脇が強烈なのか、
またはクリーニングが下手なのか、
これは質問しに行こうと思い
クリーニング屋さんでやり合ってるうちに
患者さんの予約ギリギリで腰痛研究所に到着した。
腰痛専門だっつうのに相変わらず
患者さんはそんなこたぁ気にせず
お構いなしにやってくる。
両膝がO脚のお年寄りは
愛知からいらっしゃってくれたそうだ。
息子さんに付き添われて杖付いて、
駅から俺の足で7分の距離を
40分掛けて来られたそうだ。
二階にある研究所の階段を這うように
四つ這いで上がってこられた。
見た目からしてヤバイO脚で
2年前から膝が曲がり出したそうなんだ。
一本1万円の注射72本注入したが痛みは
なくならずドンドン悪くなっていったそうだ。
最近じゃ膝が痛い為に家から出なくなり、
町内会の旅行も今年初めて休んだと言っていた。
もう誘われないに違いないと思ってるとも言った。
86歳の患者さん。
決して正座まで曲がりようがない膝。
途中でカツンと止まってしまい、
それまでの過程で痛がって
俺の手を払い除ける感じだった。
どう治せっつーんだいこれを。
ただ今の俺はちょっと違う。
バルセロナの田舎でまたアヤワスカの
儀式に行ってきてまた施術が斬新になった。
お腹に手を置くともう良くなる
イメージしか無かった。
へーこのお婆さん良くなるんだ?
という思いしか出てこなかった。
3分後もういいなと思い立って歩かせた。
お婆さんは眼が点になってた。
「いた、?い?痛くないね?うん」
「母さん本当なの?」
「痛くないわ」
階段を上り下りしてきて
「えぇ!階段?わかりますた」
お婆さんがトントンと降りていく登ってくる。
あれ?さっき四つ這いだったよね?
と驚くほど普通に登ってきて俺が驚いた。
お婆さん
「まぁ、あらまぁ痛くないわ〜なんで?」
施術したの見てなかったのかなぁ。
痛みは3分で無くなったが、ついでに
正座まで出来るようにしてあげたい。
俺はお婆さんをもう一度寝かせて
動かない膝を優しく撫でた。
股関節も動くようにしていくと
足首も動くようになっていった。
お婆さんは痛がりながらも
お尻が完全に踵についていた。
痛い痛いを繰り返していたが、
お婆さんに
「ねぇこっち向いて10年前正座できてたろ?
今それに戻してんだよ。痛いのは当たり前だろ?
ところで去年の旅行はどこ行ったわけ?」
聞けばお婆さん町内会で人気者だった様子だ。
仕事を60年以上続けてこられてご苦労してきた様子だ。
そうか膝がほめて欲しかったんだな。
お婆さんに言ったんだ。
「この膝に褒めたことないだろ?」
「あるわけねーだろ?普通自分褒めないだろ?」
笑っちゃうよね、そりゃそうだよね、
俺もおかしなこと言ったもんだね。
でも真面目な顔して言ったんだ。
「膝が悪いんじゃなくて、膝の苦労を分かって
あげなかったのが痛みが取れない原因なんだよ。
良く頑張ってくれた60年以上良く耐えてくれたね!
て褒めてご覧よ」
お婆さんが膝を摩り出して
なんか言ってるのを聞いた。
「ところで、」
お婆さんこっち見てる
俺はお尻を見てる。
「完全に今あなた正座してますね」
「あらま!」
つまりそういう事なんだな。
身体にも感謝の気持ちを伝える。
もしくはアレだ、身体は神様からの
借り物として大事に使っていく。
自分を過信しすぎないで大事にケアしていく。
注射72本して治らなければ
原因は違うんじゃね?
てそろそろ気が付けよ。
と気が付いた息子さんが
連れて来てくれたんだけど
役に立てて本当に良かった。
治療家を名乗るなら手でなんとかしないとね。
と俺は思うんだ。
O脚だから正座出来ないとか嘘だろ?
ストレートネックだから首が痛いってのも
側弯症だから痛いてのも全てじゃない
反り腰だから腰が痛いとも限らない。
世界を旅してきて定説は全て
覆されているのを見て来た。
今日はなんだか変な文だな。
でも思ったことをありのまま書いてみた。
ちょっと風邪だからさ、許してくれよ
今日はこんな感じで。
耳の奥がゴーーーってんだよね。
帰り道スタスタ帰っていくお婆さんと
それを見守る息子さんを見て
なんだか微笑ましく思ったんだな。
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