【鍼灸師こそ大事な解剖学】 | 世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

Ken Yamamotoは世界を股にかける腰痛治療家であり腰痛研究家でもあります。
 『世界中から腰痛をなくしたい』
この想いからKen Yamamotoオリジナル治療法『Ken Yamamotoテクニック(KYメソッド)』ひとつをひっさげ、
世界中からのオファーに応える。

【明日PM12時ハワイ大学解剖実習&KYTベーシックセミナー募集開始します】
 
 
マイアミより
ハワイを後にした俺はダラスで
カイロプラクティックドクター達に
KYTを指導しに行き
その足でマイアミにやって来た。
今日はマイアミでセミナーを開いている。
 
 
さて、明日の正午がハワイ大学医学部で
行われる解剖学実習室の申込日なのだが
聞いて欲しいことがある。
 
 
鍼灸師こそホンモノの解剖学が
必要であることを説明しよう。
近年経絡というものが
医学会で分かってきて発表があった。
 
 
経絡の80%以上が
筋膜の分厚い位置と一致したそうだ。
特に筋間中隔に沿っては多いそうだ。
 
 
また、喉のどのレベルが危険なのか
頸三角のどの位置に肺尖があるのか
背部からどの距離に胸膜があり、
突き破ってしまう距離なのか。
重要な経絡は山ほどあり、
狙いたいが気胸が怖くて狙えない。
なんて話もよく聞く。
 
 
俺達のフレッシュ生献体で学ぶチームは
横隔膜に穴を開け直接胸腔に手を突っ込み
第一肋骨を胸腔側から僧帽筋上部繊維付近を指で押した。
 
 
僧帽筋上部繊維の下は板状筋やら
肩甲挙筋やら小さい筋肉があるのだが
それらを全てひっくるめても7ミリといったところで、
この厚みを知らないと経絡まで辿りつけなかったり、
もしくは厚さを過信して刺しすぎると当然気胸になる。
 
 
もちろんこの上に脂肪や皮膚組織が
乗るわけだから人それぞれなのだが、
僧帽筋という筋肉の厚さを過信している治療家が多い。
いや教科書しか見ていない治療家は殆ど全てそうなる。
 
 
「僧帽筋はこんなにも小さく薄かったのですか?」
 
 
全ての人がと言っていいほどの
解剖学実習室で起こる反応だ。
 
 
筋骨隆々の男性ならともかく。
いやそれでも実際のところ筋骨隆々でも
思いの他、体積の小ささに驚いたのを忘れない。
 
 
もう一度言うと懇意のご献体での厚さは
胸膜から筋肉表面までで7ミリ前後だった。
だから知っていないと事故に繋がる。
 
 
また様々な腰痛に効果がある
坐骨神経点なるものがあるそうで、
神経に刺し響かせ効果を
出している先生達がいると聞く。
 
 
しかしながら坐骨神経痛に
1発で刺すことができるか?
と、毎回皮膚から鍼を刺し、
坐骨神経に刺さっているか
確認する受講生がいるのだが、
 
 
残念なことに1回で坐骨神経に当てることが
できたのは今までで僅かに1人しかいない。
 
 
数十人が試してきたが、
それぞれのランドマークを元に
刺しているようなんだけど
考えられないほど離れたところに
刺している鍼灸師もいる。
 
 
刺さらなかった鍼灸師達は首を傾げた。
なんでで成果が出たのかがわからない。
そう言いつつも彼らは何度も練習し、
ランドマークを修正し100%
刺さるよになってから帰国している。
 
 
勘違いなんて誰にでもある。
しかし、勘違いしてもいいから
それを修正しないのは罪だとも言える。
 
 
これはホルマリン漬け献体でも充分に練習が
できるからそれでもいいがやはり練習して欲しい。
鍼灸師じゃない先生達は何のことやら、
と思うかもしれないが、
鍼が正確でないと勿論効果もブレるという。
 
 
今はもうないそうだけど柔整の学生時代
鍼灸科も解剖学をやったと聞いた。
 
 
柔整と同じくお盆に乗せられた上肢と下肢を
ピンセットで先生が解説してくれるという
授業の延長上な感じで特別感もなく、
なんていうか学生時代の勉強って
国試の為の勉強みたいなところがあったからさ、
実際の勉強は国試が終わってからって感じだし、
色々学んだ後に解剖実習来た人達は
自分の知識と実際とでホントにブッたまげている。
 
 
僧帽筋の代わりに前鋸筋は
僧帽筋の1.5~2倍の面積はあるし、
広背筋と前鋸筋が繋がっていることも、
 
 
腸脛靭帯が靭帯じゃないことも、
 
 
鼠径靭帯が内腹斜筋の腱が丸まって
作っているだけだってことも、
 
 
横隔膜が触れられない所にあったということも、
 
 
仙腸関節がうなずき動作は有るものの
捻れは作られないことも書いていない。 
 
 
脊柱起立筋はのけ反り動作と書いていても
立位では前にカラダが倒れない様に
使われていることも書かれていない。
 
 
これじゃぁ闘えないよ。実戦では。
 
 
俺は初めて人体解剖学を
このハワイ大学医学部で行った時にそう思ったんだ。
 
 
鍼灸師は指圧マッサージ師と違い、
深くまで鍼を刺すことができる唯一の資格だろ?
効果はもちろんあるし成果も出る。
 
 
でもそれには解剖学を真実の解剖学を
知る必要があるんじゃないか?
 
 
眼から何枚もウロコが落ちる。
そんな体験ができるこのは間違いないと言い切れる。
俺は時々鍼灸師という資格が羨ましくなる。
俺ならばここに鍼を刺す
というポイントを幾らでも持っている。
それは解剖学を少しづつ学んだからに他ならない。
 
 
ハワイ大学医学部で一緒に真実の解剖学を学ぼう。
 
 
申込みは明日正午だ。
1月ハワイで待ってる。
 
 
【明日PM12時ハワイ大学解剖実習&KYTベーシックセミナー募集開始します】
 
・KYTベーシックハワイセミナー:2020年1月9日ー10日
・ハワイ大学解剖実習:2020年1月11日ー13日
 
募集開始および詳細ご案内は7月7日(日)PM12時より
メールマガジンにて行います。
登録はこちらから
https://a17.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=60&g=1&f=1

 

 

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