フィリピンでもカラダの研究してます。 | 世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

Ken Yamamotoは世界を股にかける腰痛治療家であり腰痛研究家でもあります。
 『世界中から腰痛をなくしたい』
この想いからKen Yamamotoオリジナル治療法『Ken Yamamotoテクニック(KYメソッド)』ひとつをひっさげ、
世界中からのオファーに応える。

真夏のうだる様な暑さのマニラからこんちくわ

今はマニラの海の近くの
スターバックスにエスケープ。
オバマ大統領が来比してる為どこも大渋滞。

予定していたスケジュールを
大幅に変えざるを得ない。
だから少し休憩。
少し人生を振り返って居たんだ。

俺が足首に注目する様になったのは聖書の
使徒行伝に書かれた言葉がきっかけだった。
歩けないヒトをイエスキリストの弟子が治した一文だ。

~するとくるぶしが強くなり、
踊り上がって立ち上がった。とある。
くるぶしと言うのは遠位脛腓関節だ。

歩けなかった人が踊る様に立ち上がったて、、、
それで真に受けて研究を始めたんだ。
15年ほど前の話だ。



写真はフィリピンの宣教師の腰痛と
肩の具合が悪いのを治してるとこだよ。

この足首にこだわったコトから
バリ島大富豪の兄貴の首の痛みを足首だけで治し、
「これエエナァ。バリ島にヤマケンの治療院を作ってくれや!」
そして治療院を作ってもらったコトがあった。

なんでも真に受ける俺。
なんでも試してみる。
頼まれごとは断らない。
と教わればそれを徹底する。

ユダヤ人たちは自分の収入の
10分の1を募金に回す。
と聞けばそれを実践する。
その単純さでここまできた。
こだわると何かが変わるのだ。


「ブスなんだからしょうがねーじゃねーか!」
後ろから日本人のオジさんが
一人の女性にむけて大声を上げた。

日本のオジさんは時々恥ずかしい。
申し訳なさそうに一緒にいた
フィリピン人の友人を観ると
「パンゲィッ」
訳>ブス(タガログ語)
と言って笑った。

万国共通ブスは不利な世の中だ。
資本主義は経済格差が開き深い溝ができている
顔の成り立ちでも格差が生じるのは
誰も口にしないが誰でも知っている。

世界の歌姫マライヤキャリーは
デビューさせてくれた
プロダクション社長に拾われるまでは
貧困層ど真中だったのは
誰でも知っているだろう。

顔と一芸で今では世界中の人が知る
マライヤキャリーになり
プロダクション社長との交際を経て
社長を踏み台にして次のステップに進んだ。

ここフィリピンでも同じく
スペイン人の血が混じる混血は
東洋人離れした顔立ちとなり
それが仮に貧困層であろうと
目を奪われる美しさがある。

貧困層は誰もが一発逆転を
狙うだろうが、混血の人種は
それがマイノリティが故に有利だ。

フィリピンのスラム街をご存知だろうか?
今日運転手に言われたんだ。

「ケンさん危険だから、車の外に出ないでください」



通りがかったスラム街を見て俺は興味津々。
ココで降りて写真を撮りたいと言った。
すると全力で止められたんだ。

彼らはフィリピン人でも
ここスラムの住人以外は
歩きたがらない位危険だと言う。

子供たちはフルちんで走り回り
干からびた様にうずくまって
動かないヒトも大勢いた。
夢も希望もない無表情の
顔をしている人々もいた。

貧困層から抜け出す為には教育が必要だ。
教育のない人を資本主義社会は
往々にして見下すからだ。



もしくは何かの才能をもつか、
そして綺麗な顔立ちならば
一発逆転が狙えるかもしれない。
そんなコトを考えさせられながら
スラム街をクルマで通過した。

今日はマニラに住む友人の御宅に招待された。
決して外国人が来ないディープなディープなマニラだ。

雨季になると床下浸水で部屋に
水か溢れ膝上まで水が溜まる世界だ。
野良犬が未だにウロつき、
子供たちはやはり裸かボロをまとっていた。

大人達は俺を見知らぬ顔だ
という風に誰もがみていた。
何でこんなところに
外国人が紛れ込んでんだ?
と言わんばかりに。

それ程ディープなマニラなのだ。
友人はクルマから降りると
グングン小さい路地を進んで行き
ついて行くのにやっとだった。

着いた家は、家と言えるのか
どうかの小屋の様なモノだった。
6畳を細長くした感じの部屋になっていた。

隣接する次の小屋はベニヤ一枚にすぎず、
部屋にはハシゴの様なモノで
二階に上がれる様になっていた。

ここに家族7人が暮らしていた。
ゾロゾロ何事かとハシゴをつたって
降りてきた人数を足してたまげた。

どうやって寝るのだろうか?
こんな小屋に七人も(^^;;
重なり合わないと計算が合わない位狭いんだ。

便所を借りると穴だった。
シャワーなど勿論なくオケがあり
そこに水が為られる様になっていた。
恐らくこれは雨水に違いない。



清潔感はゼロだ。
それでも、日本の家庭よりも
親子関係も暖かさを覚えた。
密接な関係だと感じた。

広い部屋に住むのでは味わえない
関係が在るのがわかる。

驚いたのはこの家庭の一番下の男の子は
孤児を養子にしたのだそうだ。

友人の給与は14000円
母親は恐らく10000円だろうか、

父親は働きたいのに仕事がなく無職。
このお金では食べたくても食べれない。
学びたくても学べない。
でも家庭は暖かかったんだ。

家族に隠し事をするほどスペースはなく、
逆を言えばそれだけ恥ずかしいところも
見せているコトになり自然と接触回数、
話す数が増えることが想像できる。
これって大事なコトだよね。

大きい家に住むと顔見る回数が当然減り
コミニケーションが減り
家族の仲はコレでいい訳がない。

タイやフィリピンの貧困層地域を観てきたけど
家族を何よりも大事にする性格は
こんなところから形成されているに違いない。

フィリピン人をデートに誘うと身内が
数人必ずついて来てフィリピン人男性は
直ぐに破産すると言う笑い話があるけど
家族の繋がりは一心同体。

今日の家庭訪問で完全に理解するコトができた。
オール イン ワンなんだ。
一人は全ての為に、家族は一人の為に。
てのがわかった。

隣の小屋の若い女の子が
厚化粧で出かけて行った。
彼女は夜の仕事のオンナだ。

これも全て家族を支える為の行為だった。
外国人にカラダを許し金を得る。
その金は自分の子供のミルク代や
兄弟の進学の為に、
父母の生活費に使われるのだ。

このセミスラム街を実際に歩いて
彼らの見方を変えざるを得なくなった。

持ってきた解剖学の参考書を今夜は
全く見る気になれなかった。
余りにもこのフィリピンの
スラム街が衝撃的過ぎたんだ。

自分のめぐまれた環境、
日本と言う国に生まれて
それが何もかもの基準となっていたけど
世界の基準は俺の基準に
当てはまらないことが多い。

タイでもインドネシアでも
インドでも経験してきた。
経験する度に彼らのピュアさに近づく。

生きるのに精一杯。
家族を支えるのに精一杯な彼ら。
でもまた日本という国に帰ると
そのピュアな心が薄れる。

何よりも家を見せてくれた彼らに感謝したい。
またピュアな心が蘇ってきた。
彼らとの関係を今後も更に深めて行こうと思う。
忘れかけている家庭の暖かさを感じたんだ。


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