南東に位置する田舎のHotelからこんちくわ。
オランダは今年冷夏らしく少々肌寒い。
隣で寝ている中野コーキ院長のイビキで目が覚める。
まだ朝の五時だった。
オランダセミナーだ。
スペイン人はどちらかというと
手品の様なテクニックを見せると
「なになになに?おもしろ~い!!教えて教えて~」
となり惹きつけやすい。
しかし、オランダ人とドイツ人はしっかり理論を
話さないで手品の様なテクニックを見せても
白けてしまうという話を聴いたことがある。
治療家セミナーの話である。


だから、少々ヒビっていたんだ。
だってKenYamamotoテクニックは、
「首の症状?そんなの足首を決めて
ほら痛くない!どーでしょー」
てのが得意技。
つまり、首の症状
>足首の調整
>痛み消失
>患者様驚く
>僕ニヤリ
>患者様喜ぶ
>僕ドヤ顔
こんな方程式が成り立つ。
イメージングはバッチリ出来ているが
これは封印しなければいけないのが
オランダ人ドイツ人て知っていたんだ。
スペインの小野田校長に聴いて。
だから、一生懸命理論のメニューを
分厚くするために当日の朝まで勉強するコトにした。
中野のイビキのなかで
オランダ人は世界で一番平均身長が高く
平均で180センチを超えているんだ。
だから男性トイレの小便器は凄く高い場所に
取り付けられており
中野など小便器によじ登りながら
小便せざる負えない位高いんだ。
背が高すぎて女子などは
成長ホルモンを止める薬を注射するほど、
それなしでは巨人化するらしい。
僕はどんな巨人に逢えるの
だろうかとドキドキしていたんだ。
世界中のファイターを見ていた経験があり
2mの選手も診て居たから
デカさはKYTでは問題ない。
残念ながら セミナー会場には
そんなにデカイ人はいなかった。
セミナー会場では予想以上に彼らは熱心だった。
自分の患者様にこんな方がいて、
どうしても治してあげたいんです!
という純粋な治療家がおおかった。


ところでこのオランダセミナーは、
通訳が付くのだけど
反応も通訳さんを介して
聞かないと分からないため
かなりの時間を要してしまった。
午前3時間、午後2.5時間を使って熱血指導した。
彼らは少しづつ理解を示しだし、
時間をかけて会場の雰囲気を温めて来たんだ。
よし、ココで中野にパスしても平気そうだ。
「おい、中野!ここからお前やれ。」
「はい‼分かりました!」
僕は中野にバトンを渡す。


「皆さん、いいですか!
頚椎の緊張は手の指にまで到達します。」
イイね!今までの中野とは違い
自信満々で話している。
こいつにとっていい経験になりそうだな。
中野自信満々で講義開始
>受講生深く頷く
>中野ニヤリ
>患者様役のヒト居ませんか⁉と選ぶ
>患者様を使って説明始める
>講義しながらこの様になるはずですと説明
>中野ドヤ顔。俺はン⁉決めが浅いかな?
>患者様役無表情>中野の ドヤ顔
>通訳さんの「何も変わらないそうです」
の一言で中野真っ青
やはり決めが浅いか。
すかさず中野と交代し僕が説明。
受講生深く頷きなっとく、
成果を出しその日の講義を終えた。
チーンと中野は沈んでいた。
「全くもって役にたたねーやつだな!」
頭を一発はたくと二人で反省会。
中野は調子良いときは
どこでも成果を出せるが
一旦出鼻を挫かれたら、
まだパニックになってしまうところがある。
「あの場で僕は頭が真っ白になってしまいましたわ」
真っ白になるともう何も考えられない。
まだまだの若造だ。
反省点を幾つか与え明日のセミナーでも
中野の成果を発表する時間を作ってやりたい。
この写真は夜の23時過ぎの写真。
夏のオランダはこんなにも明るいんだ。

■Ken Yamamotoテクニック NEW DVD Level3
⇒ http://ken-yamamoto.com/level3/
■Ken YamamotoテクニックDVD Level1・2
⇒http://www.ken-yamamoto.com/level1-2/index.html