
最高の終わりを告げたONE FCと言う世界大会。
俺のクライアントは全員勝利した。
アウェイの地でホントによく闘った
もともと漆谷選手のケアだけで来たのだが、
格闘家の試合は練習で相手を壊す練習をするわけで、
それはつまり自分自身も怪我するわけで、
試合にどこも怪我なしで痛みなしで出場できる
何てコトはほぼあり得ないんだ。


だから、選手達はいつでも試合に怪我しながら、
痛みを抱えながら出場している。
「君!マジでコレで闘おうとしてたのか?」
って位、悪い症状で試合前日を迎えていた選手も居る。
頸椎ヘルニアと診断されて
握力が女の子並みしかない選手もいた。
首の可動域が極端に狭く動きが相当悪くて
上向くと痺れが手に出現する選手も
五十肩の様に手が上がらないヒトや
腰痛で足を引きずっている選手もいた。
どれもコレも本人達は治るはずがない
と想っていた症状だったようで
5分ほどでほぼ全ての症状が改善し
本人もトレーナーも驚きを隠せず
もはや本人も付き人も笑い出す。
そんな役目をしている僕はアメリカ人が言うには
「Kenはトレーナーの中でもコンディショニング
トレーナーと言う専門分野に分類されるよ」
と言っていた。

このコンディショニングトレーナーという分野は
非常に選手に取って欠かせない分野であるが
実にこの分野は需要があるのに
殆どなっているヒトがいない。
俺はテーピングも包帯も巻くのが下手くそ。
出来るのはKYTと動体療法くらいなもんで
コレだけで世界中のアスリートに貢献して来た。
手技にこだわって来たんだ。
俺くらいの治療家はゴロゴロしている日本。
日本人のテクニックは世界で最強である。
これは間違いない。
だから、日本で経験を積んだらドンドン
世界に出て行くのがいいと想うんだ。
もしも自分の生き方が日本で見出せなかったならば


アメリカのプロサッカーチームでも、大リーグでも
そんなに優秀な人材はそんなに居ないそうだ。
アメリカで直接聞いて来た。
勿論一流トレーナーも多いと思うが
まだまだ入り込めるチャンスは在る。
結構専属マッサージ師を付けているけど、
1例を挙げるならば、そのマッサージ師は
兄弟の友達がマッサージの資格を取ったから
その繋がりで専属にしている。って程度の
簡単に選んでいる大リーガーが多いんだって。
選手は困っているんだ。
試合前に痛みを取って欲しいと想っている。
でも、痛みが取れると想っていないヒトが
殆どだと言うコトが7年前分かった。
世界中でそうなんだ。
だから、熱心に一人の選手を治してみる。
するとそこから何人でも紹介が繋がる。
そしてネズミ講のように広がるんだ。
今回は選手伝えに俺を聴いて、
頭下げてカラダを診て下さい
と来る選手もいたし
記者さんが試合前に選手の痛みを知ると
山本のところへ行ってこいと言い、
何人も診させてもらった。
コレはどの会場に行ってもこの現象が起っている。
有り難い事で、日本だけではなく
アメリカでも会場で日本人選手を捜し、
Kenはどこにいる?今回は来ていないのか?
と聞かれたコトがあります。
と複数人から聞いている。
結果を出せば必要としてくれる世界。
こんなに分かり易い世界はない。
俺は営業活動を一度もしてこなかった。
それでも世界中に頼ってくれるヒトがいるんだ。


言いたいのはチャンスは毎日、
どこでも転がっているんだ。
世界に繋がるチャンスは
すぐ目の前に転がっている。
経験しているから俺には見える。
人間は意識しないと見えないらしい。
そのチャンスを、これは俺の仕事じゃないな
と想った瞬間、世界に広がる展開を
捨ててしまっている可能性だってある。
俺に出来たのだから誰にでも出来る。
用はやるかやらないかだ。
理解しますが、難しいですよ。
と言う97%の人々。
一度きりの人生、
デッカく挑戦してみても悪くないと想っている。
今から帰国して、
明日日本中から治療家を集めてセミナーを開くんだ。
選手のがんばりを目の前で観た俺はスゴく今情熱的。
明日は治療テクニックセミナーだけど、
治療のテクニックの先にある情熱を感じてくれると嬉しいな。
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