あおや和紙工房 | 草の縁

草の縁

草の糸をつくったり。草の糸で織ったり。草木で染めたり。
そんな“ものづくり”と“しぜん”をキーワードに
つらつらと書いていきますので、末長くよろしくお願いします。

夏休みのショートトリップ車DASH!
鳥取市青谷町にある
和紙の里*あおや工房へ
お出かけしてきました〜♪



鳥取市は、因州和紙の生産地。
青谷町と佐治町という
和紙の2大産地があり
書道用紙は日本一、
手漉き和紙も国内第2位の生産を誇ります。



因州和紙は千年以上の昔から歴史に登場し
江戸時代には藩の御用紙としても
庶民の紙としても大人気。
「紙すき唄」という労働唄も
代々伝えられているそうです。


因州和紙の主な原料は、楮、三椏、雁皮。




楮の木から



葉っぱをとって茎だけ残します。




大きな桶のなかに茎を入れて蒸し
やわらかくなった茎から皮をはぎます。



上矢印数年前、
楮の布(太布)の唯一の産地である
徳島県の鬼頭町へ行ったときに見た
桶蒸しの風景を思い出すなあ。。。




紙の原料となる繊維



繊維をつなぐ粘材には
トロロアオイという植物の根っこが
使われるとか


大きな漉き舟を使って、
平らで均一な紙に漉きます



楮、三椏、雁皮からできた紙。
薄さや触り心地が、それぞれ違います!



そのほかにも、、、


さまざまな地元青谷の
天然素材を漉き込んで作った


ユニークな手漉き和紙が
展示されていました。


企画展【和紙で彩る〜鳥取の夏祭り〜】は
8/30(日)まで開催中!


ギフトコーナーには、
多彩な和紙や和紙グッズがずらり



併設のカフェでいただいたご飯も
とっても美味しかったデス照れ