からむし焼き | 草の縁

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草の糸をつくったり。草の糸で織ったり。草木で染めたり。
そんな“ものづくり”と“しぜん”をキーワードに
つらつらと書いていきますので、末長くよろしくお願いします。

まだまだ寒い日は薪ストーブが活躍している
板井原集落ですが、
苧麻畑では小さな芽が出てきました!



ということで、
今年は焼畑(からむし焼き)に挑戦!!

まずは着火剤として杉の葉や
乾燥させた苧がら、枯れ草など、
身近にあるものを敷き詰めて




いざ、点火炎



火が大きくなりすぎないように気をつけながら、畝ごとにゆっくり燃やしていきます。

一度畑を焼くことで苧麻(からむし)の
根っこに刺激を与え、
先に出てきた芽を焼いて発芽をそろえます。
また、焼いた灰を肥料にして、
害虫を駆除する効果もあるといわれています。




焼いた後の畑には有機肥料をまいて
風除けのネットをセットキラキラ



ちなみに、からむし織りの産地として有名な
奥会津昭和村では
小満の日(5月21日)を目安に
毎年焼畑が行われています。
からむしの栽培が最も盛んだった大正以前には、
村中で火がつけられた畑が
夕空を紅く染めて壮観だったとか。




今年もすくすく元気に育ちますように🌱