工房がじまる | 草の縁

草の縁

草の糸をつくったり。草の糸で織ったり。草木で染めたり。
そんな“ものづくり”と“しぜん”をキーワードに
つらつらと書いていきますので、末長くよろしくお願いします。


おしごとがお休みの日に
宮古上布の「工房がじまる」さんへ
おじゃましてきました♪


工房を主宰するのは羽地直子さんと、
娘の美由希さんです。


工房内に並ぶたくさんの織り機には
苧麻糸を使った素敵な作品たちが!


宮古上布には大きく分けて
糸績み、絣締め、染色、織り、
仕上げ(砧打ち)の5 つの行程があり、
それぞれの職人さんが
分業で作業されているのが一般的ですが、
工房がじまるさんでは、
絣も染色も織りも自分たちで行うそうです。



娘の美由希さんは、
絣締めの技術も習得されたとか!
すごい〜〜!!


宮古上布の複雑な模様の特徴である
小さな十字絣の柄
締機(しめばた)と呼ばれる
織り機を利用してつくられています。
図案に従って白く残したい部分を
木綿糸できつく締めていくのですが、
かなりの力が必要なため
男の人の作業といわれています。



染色に使う藍は、琉球藍やインド藍。
冬場でも藍が建っている爆笑
さすが常夏の島!!



工房の片隅には、
カシカキ(綛あげ)中の苧麻糸。


毎週水曜日の夜と、木曜日の昼間には
苧麻糸づくりのお教室も開催しています。
私はしごとの都合で
一度しか行けなくて残念でしたが、
次回宮古島に行くときには
ぜひまた訪ねてみたいな音符