片道4000円というのが出ていたので
さくっと台湾へ行ってきました~=3
はじめての台北。
想像していたよりも都会です
偶然立ち寄った赤レンガの建物に
棕櫚の木の皮を使った
蓑衣(ミノ)が展示されていました。
丁寧に手編みされていて素敵です。
なんとか昔ながらの機織りが見れないかなあ……と思って調べてみたところ
台中方面の山間の避暑地*清境農場近くに
セデック族の機織り工房があるというので
セデック族の住む仁愛郷に到着~。
日本統治時代に霧社事件が起きたところで
映画「セデック・バレ」の舞台でもあります。
集落に足を踏み入れると
素朴な家が並んでいました。
お、
さっそく機織り工房らしき家を発見
ニーハオ と声をかけてみる。
急な訪問にもかかわらず
あたたかく迎えてくれた宋愛花さん。
機織りの実演も見せてくれました。
こちらがセデック族の伝統的な機織り機。
輪状整経の原始機で、
足の方が箱型になっています。
穴のところに道具をしまうことができて
とっても機能的~☆
原麻、苧績み、撚りかけ、かせあげ、
染色、機織りまでの工程が
わかりやすく展示されています。
現在のセデック族の機織りは
市場で買った木綿糸を使っていますが、
もともと台湾原住民は伝統的に
苧麻の繊維を植物で染めて
衣装を織っていたそうです。
しかし、いまでは糸を作る人も
苧麻自体もほとんど残っていないのだと
愛花さんが話してくれました。
残念です。。。
愛花さんが自分で織ったという
正装(民族衣装)に着替えて
近所のおばあちゃんと一緒に記念撮影
さすがよくお似合いです♡
近所のおばあちゃんの正体は
手づくりのカゴやさん。
旦那さんが手績みの麻糸で編んだバッグ、
もう少し安ければ欲しかったなあ~。
結局、旅の思い出に買ったのは手織り紐。
本来は正装で頭に巻くものですが
腰紐にも使えそうです。
ダイヤの目のような模様は
「祖先的眼」→祖先の目といわれ、
魔除けのような意味があるのだとか。
愛花さんたちとお別れした後、
せっかくなので
清境牧場まで足をのばしてみました。
台湾の中央山脈が一望できる
風光明媚な観光地です。
次回、台湾に来る機会があれば
日本の苧麻の繊維を持って
またこの場所に戻ってきたいな