冬の麻ひき | 草の縁

草の縁

草の糸をつくったり。草の糸で織ったり。草木で染めたり。
そんな“ものづくり”と“しぜん”をキーワードに
つらつらと書いていきますので、末長くよろしくお願いします。

麻農家の八十八やさんから
昨年収穫した麻のアラソを
繊維にしてほしいと依頼がありました。
う~ん。さすがに雪のなか
川でコギソは無理だよな、、、ってことで
ひきごを使って麻ひきすることに。

どさっと約3キロのアラソの量に少し怯む。
何日かかるかなあ。。。

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まずは、皮をはがれやすくするため
木灰汁で煮ます。
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煮加減をチェック。そろそろいいかな。

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きれいな小川にしばらく浸けて
灰汁をよく落とします。
水が冷たい~アセアセ 

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さて、準備ができたところで
麻ひきをはじめますか。

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1本ずつ手にとり、
ひきごを使って繊維をとっていきます。

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夜になったら玄関に移動して
まだまだ作業は続きます。

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ふう~
1週間かけてやっとひき終わりました。
ひいたばかりの繊維は
光沢があって結構キレイですキラキラ

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薪ストーブの前に
麻の繊維のカーテンができました照れ
乾燥したら一部を諏訪神社へ奉納。
残ったぶんは糸にして
山菜料理みたき園さんの暖簾をつくります。

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これから米ぬかで煮てやわらかく揉んで
細く裂いて糸を績んで‥‥‥と
まだまだ完成までの道のりは遠いですが
とりあえずひと段落。
お疲れさまでした~拍手

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