木桶、復活! | 草の縁

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草の糸をつくったり。草の糸で織ったり。草木で染めたり。
そんな“ものづくり”と“しぜん”をキーワードに
つらつらと書いていきますので、末長くよろしくお願いします。

$QUE ONDA VOS!!!

京都の古道具屋さんで衝動買いした
接着剤や釘を一切使わず
板を銅のタガで固定しただけの
昔ながらの木桶。
苧ひき(苧麻から繊維を取り出す作業)で
使おうと思ったんだけど、
水を張ってみたらジャージャー漏れ汗
ためじゃん!ってことで放置してたの。

先日、京都から荷物移動したとき
ひょっこり出てきたので、
木工やってる相方に修理お願いしたら
「水張っておきな」の一言。
でもって一晩置いたら、あれ?水漏れしてない!

木桶は長く乾燥した状態のままでいると
隙間ができてしまうので、
常に水を張っておく必要があるんだって。
木桶の修理をする場合も、水に浸けて
木を膨張させた状態でするのが基本だそうな。
ほほぉ~。

昔は嫁入り道具のひとつとさえいわれ、
日常生活になくてはならないものだった木桶。
今やプラスチックにお株を奪われちゃったけど
やっぱり手作りらしい温もりがいいよね。
せっかく復活してくれたのだから、
長く大切に使っていこうと思う。