北アメリカの先住民たちが初めて馬に乗った男を目にした時、彼らはそれを、4本の足と2本の腕を持つ新しい生物だと思ったそうです。
私たちは新しい状況や未知の問題に直面したと時に、今までの経験などに気を取られがちです。
そして、手っ取り早く、しかし間違った判断をしてしまうのです。
自分から多くのことを思いこんでしまい、充分な問いかけを怠り、間違った結論に飛びついてしまうのです。
このゲームはそのような、だらけて柔軟性を欠いてしまった思考の習慣に対して、爽快な刺激剤となるでしょう。
≪残ったリンゴ≫:難易度1 (5段階中)
●部屋の中にはリンゴが6つ入ったかごが置いてあり、女の子が6人いた。
女の子が1人1つずつリンゴを取ったが、かごの中にはまだリンゴが1つ入っている。
なぜだろう?
★ヒント★
Q:割られたリンゴや、食べられたリンゴはあった?
A:いいえ
Q:6人ともリンゴをもらえた?
A:はい
Q:部屋にはその6人の女の子以外だれもいなかった?
A:はい
Q最初から最後まで、部屋にはリンゴが6つしかなかった?
A:はい
Q:リンゴを2つ以上もらった女の子はいた?
A:いいえ
※答えは20行下に書かれていますが、
ギブアップする前に最低でも5分は考えましょう。
考えることで頭は鍛えられます。
★答え★
最初の5人はかごからリンゴを1つずつ取っていったが、
6人目の女の子はリンゴをかごに入れたまま持っていったのである。
※参考文献※
『水平思考推理ゲーム ポール・スローンのウミガメのスープ』