★「ツッコミ」の定義★
『相手の面白さに気づいて拾う』
相手がこちらを笑わそうとしている場合、話のコシを折らずにノッていきましょう。
また、相手が意図していない場合(いわゆる「天然」)は、本人が気づいていない面白さを明らかにしてあげましょう。
●例①
A
「‘よくできたヅラですね’って言ったら、校長先生マジギレしちゃってさ、ソッコーで逃げたけど」
B
×「おまえ、ダセーよ!俺ならヅラ取っちゃうよ」
○「まさに、ヒットアンドアウェイだね!」
※(相手を持ちあげる形で面白さを拾っている)
●例②
部長
「じゃあ、今からホテルでも行こうか」(おどけて)
女性
×「こわーい。」
○「部長、『ステップ』ってものがありますから!」
※(オヤジギャグにノリつつ、ツッコミを入れてる)
※しかし、この場合のこのツッコミは相手を勘違いさせる危険性もあるので要注意
●例③ (飲み会の席で)
A
「みんな、今日は俺のために集まってくれて ありがとう!」
一同
「・・・・・・」(気まずい空気が流れる)
B
×「お前、サムいよ!」
○「すみません、注文いいですか?」(店員に向かって)
※技術⑩「切りかえ」(←のちに紹介します)
※(暗にサムいということにツッコミを入れている)
◆ポイント◆
相手の話にいつもノッてしまう癖のある人は、相手をたたくツッコミも使い分けること。
●例① (ディスカウントショップ・ドンキホーテで)
男
「何でも買ってあげるよ。なんならフロアごと買うし」
女
△「買えるよね。キミなら買えるよね~」
※男は拍子抜けしてしまう
○「そういうセリフはヴィトンとかで聞きたいわ!」
●例② (地球儀を指さして)
A
「このあたりにワンルームを借りたいんです。」
B
「そこは海ですね。」
※(事実を伝えるだけでもツッコミになる場合がある)
●番外編●
A
「あのー すみません。
ちょっと お尋ねしたいんですけど・・・
私は、キティちゃんの内臓脂肪ですか?」
B
「ええ そうですね。
この道をまっすぐ行って右に曲がったところにある13番出口を出ると、
東口のアルタ前に着きますよ。」
※(あまりにも想定外なことを言われた場合は、あせらず紳士的に、あえてスルーしましょう)
※参考文献※
「ウケる技術」:小林昌平・山本シュウジ・水野敬也
「ジョークとレトリックの語用論」:小泉保