※NHK「ためしてガッテン」より
★まだあった!お茶の健康効果アップ術★
今年1月に放送した「お茶の健康パワー!」。
すると視聴者から
「この飲み方のほうが健康効果が高いのでは?」
という意見が多数寄せられました。
中でも多かったのが
「ミルで粉茶にしたらどうですか?」というもの。
実際に番組で調べてみると結果はご覧の通り。
●カテキン/mg
普通せん茶140.5
すり鉢茶185.9
ミル茶267.0
●βカロテン/μg
普通せん茶検出なし
すり鉢茶83.5
ミル茶719.0
●ビタミンE/mg
普通せん茶0.02
すり鉢茶0.05
ミル茶0.34
(※茶葉2gを熱湯200mlで1分半浸出させ抽出。
抽出液と沈殿物の両方について測定)
同じ茶葉の量で比べると、
成分的にはかなり高い値になることが分かりました。
しかし、舌触りが少しザラザラ、
味も苦味が強いので、お好みでどうぞ!
また、飲みすぎには注意してください。
※ちなみに抹茶に含まれる成分は以下の通り
●抹茶
カテキン/mg 145.2
βカロテン/μg 537.0
ビタミンE/mg 0.61
(※茶葉2gを50mlのお湯で浸出させ抽出。
抽出液と沈殿物の両方について測定)
★カテキン吸収30%アップワザ!★
お茶の健康成分の中でも、
抗酸化作用や血中コレステロールの抑制、
認知症予防効果など、
最も作用を及ぼしていると言われるのが「カテキン」。
でも、このカテキンって実は
血液中に吸収されにくい成分なんです。
カテキンが血中に入りにくい理由のひとつは、
分子量が大きいということ。
そこで、番組が調べてみると、
「このカテキンの吸収を何とかしてあげる方法はないか」
実験している先生を見つけました。
その実験で分かったのは、
お茶をあるモノと一緒に飲むという方法。
その「あるモノ」とは、なんと「牛乳」だったんです。
牛乳とお茶を一緒に飲むだけでカテキンの
血液への吸収が30%もアップしたんです。
その理由は、まだはっきりしていませんが、
今回の実験をした先生の推測では、
牛乳の脂肪とくっつくことで血液中に
入りやすくなったのではないかということでした。
★ガッテン流!『すり鉢茶ラテ』★
牛乳と一緒に飲むだけで、
カテキン吸収率がアップするなら、
前回紹介した「ガッテン流!すり鉢茶」を牛乳で割れば
最強のコラボレーションが実現するはず。
そこで今回紹介したのが「すり鉢茶ラテ」です。
《すり鉢茶ラテの作り方:1人分》
◇材料
・茶葉2g ・熱湯50ml ・牛乳50ml
◇作り方
すり鉢に茶葉2gを入れ、小さじ1杯ほどの熱湯を入れ、
ペースト状になるまで1分ほどすります。
熱湯50mlを(1)に入れて2分間待ってから、
茶漉しでこします。
温めておいた牛乳を(2)に入れて出来上がり。
※茶葉やお湯、牛乳の量は、お好みに合わせて調節してください。
※すり鉢茶の作り方は
「ためしてガッテン」ホーム→過去の放送→
「お茶!がん死亡率激減!?超健康パワーの裏ワザ」
のページを参照して下さい。