あたしが、なかったことになってく。
はたちになりました。
何か大きなものを失ってしまった気がしてならないけれど、はたちになってもただ突っ走ってる。
生き急ぐようになったのはいつからだろう、時間がない、と言い続けて、ひとつ期限がきれてしまったような。
手に入らないと思っていたものや足を踏み入れられないと思っていた世界を目の前にして、復讐で生き残っていたあたしが浄化されて透けて泡になって消えていくような感覚。
真っ黒に塗りつぶされていたあたしの望みか叶うたびに、なぜだか、うんと小さな背中が硝子瓶を床に叩きつける。
あたしの未来はふわふわ浮いたまま
夢約束に追いついたときあたしは透けていなくなってしまうのかな。