2019.11.23. 最後にちょっとお知らせ。 | 店長の「それから。これから。」

店長の「それから。これから。」

あれからの、続きの続きをぼちぼちお届けしてゆきます

 

こんばんは。末吉です。

いや~今日は寒かった。日中も真冬並みの10度以下ですよ。昨日もさむっ!と思ったけれどさらにって感じで。というわけでロングコート&マフラーで出掛けました。あ、あいにく今日は写真をとっていないので今宵は昨日のわたし。

 

 

母からもらったヴィトン。40年くらい前に買ってきてもらったらしいよ。ここまで熟したらオールドつけていいんじゃね?(;´∀`)笑

 

 

outer: See by Chloé

skirt: converse tokyo ×クラネ

shoes: camper

bag: Louis Vuitton

jewelry:

 

 

イスタンブールで。(*´▽`*)

 

 

いやーワタシ、ジュエリー業に従事してかれこれ20年を超えるわけですが、いわゆるおもちゃ(シルバー製とか)以外の本格ターコイズ製品を実は1点も所有していなかったんですね。それはなぜか。マジな話、トルコ石はルースも製品も国内ではなかなか、グっとくるイイモノに出会えないからです。

 

そもそもね、トルコ石のルースを扱う業者が少ないんですよ。日本は。じゃぁ海外からくる人間から仕入れたらいいじゃないかとなるんだけど、彼らもまた、持ってないんだな、他の石はわんさか持ってても、いいトルコ持ってない?と訊くと、ないと。丸い珠ならどこでもわんさか見つかるんですが、リングやピアス、ネックレス用としてのルース(裸石)で、グッとくるイイ色で、かつ「練り(砕いて再結晶させたもの)」でナイものとなると、ホントに、あったとしても超高くて、じゃぁ別の石でってなるんです。

 

実際、国内の宝飾店でもなかなか、トルコ石のイイモノ(K18あるいはWG、Pt製)って見つからないと思います。そりゃそうだよ、先に書いたように原材料がそもそも大した量出回っていないんだもの。作る側が作れなきゃ、お店で出回るはずもないよね(;´∀`)

 

そんなわけでね、まぁやろうと思えばやれたんだけど、やらずに20年超、きたわけです。ま、そもそも好きかと言われたらフツー、という石でもあったので。

 

なんだけど!今回イスタンブールに行って、たまたま素敵な紳士と出会い、さらにその紳士が素敵な宝飾デザイナー兼オーナーの女性を紹介してくれて、その彼女と私が単なるジュエリー愛以上に気持ちの面で意気投合しちゃったもんだから、おかげで私が心底納得、満足のいくトルコ石製品を入手することが叶ったんですね。

 

あれですよ、日本もトルコも同じです。手造りで、かつ、センスのあるjewelryというものは、実に希少で貴重。職人がどんどん引退してゆく中、いま現在、世のjewelryの半分はおそらく機械で作られています。リングメーカーという名の機械や、3Dプリンターなんかで簡単にできるらしい。一見手の込んだ刺繍模様であったり、細かな石留めであったり、それらさえもです。それを、見極められるか?

 

いや、決して機械がダメなわけじゃないんですよ。ついでに、手造りだったら何でもいいというわけでもない。要は、センスです。機械にしたって、もともとは、人間のアイデアとセンスによって土台が決まるわけで、それさえよかったら、きっと機械でもワクワクな作品が仕上がってくるに違いない。だからいちがいにどっちがイイっていう定義はナイと思います。

 

でも、温かみや心地 という面で言うと、それはやはり手造りなんですよ。手造りにしかできないことっていうのがあります。それは、ひとつとして、まったく同じモノがナイというところ。そして、細かな思いやりをきかせられるところ。それが手造り。わたしは今回、異国でジュエリーを入手するにあたって、価格帯やモノそのものの真偽といった面における疑心暗鬼はゼロでした。価格をきいて高いと思ったら はぁ・・ そうですか‥と(;´∀`)

 

そもそも高すぎるとか、これは本当にホンモノかどうか?なんてのは 少なくとも一定の志を持った作り手に向かって言うセリフではないと私は思ってます。バザールの売り子相手ならまだしもね。私も例外ではないんですが、こういうものは原材料+創り手(職人)の苦労や思い、願いといったものがすべてひっくるめられての価格なんですよ。だから、納得できないならスルーすりゃ良いだけのお話。で、例えばどーしても気に入ったと。だけど価格がちょっと、自分の求めているそれより高いとするじゃないですか。そしたら、それを素直に言やぁいいんです。私はコレをとっても気に入ったが、あいにくちょっと予算が見合わない・・、残念!とかね。

 

すると、例えばじゃぁもう少し頑張りましょうか?と、なる場合も、ある。ティファニーとかそういう類のブランド店ではなかなか難しいかもしれないが、小売店舗でかつ、モノによっては可能なこともある。大事なのは、作り手に敬意を示せるか、自分本位になってやしないか、あくまで購入の意思があって、入手したい前提で、もう少し頑張れないかというのを今書いたようなニュアンスで伝えるのが好ましいのではないかと、私は思うのです。作り手にもプライドがあります。儲けたいのか届けたいのか、それはしゃべればわかる。

 

私は今回、デザイナー兼オーナーのカラル嬢と本当に仲良くなったので、互いの苦悩や喜びをたくさん語り合い、そのうえでこのピアスを交渉の末納得のいく価格帯で買いました。買わされたんじゃない、欲しくて買ったんです。恋に落ちたんで。

 

ちなみに、今回ウザイほどトルコ石を見て来た&オーナーのカラルと仲良くなったのでちょっとトルコ石についての知識ができました。先に書いたように、練りモノは論外として、そうでない天然のトルコ石についてちょっぴり述べると、トルコ石にはニューとアンティークという二つの種類があるわけですが、これは石の地層が新しいかそうでないかの違い。古い地層から採掘されたトルコ石はアンティークと呼ばれ、比較的新しい地層から取れたものはニュー。

 

で!ではどっちの価値が高いのか?というお話になるんだけど、これはね、先に綴った機械と手造りの違いと似たようなお話になるんだけど、私はどっちでもないと思うんですよ。要は、好み。恋に落ちたものが仮にニューならニューでよし。損得ではなく、あくまで自分の今と将来を信じ切れるかどうかじゃないかと。だって、ニューでも青々として魅力的な石たくさんありましたから。たまたま私は今回、アンティークばかりを3点ほど購入してきたんですけど、それは「わたしが」惹かれたら。まぁアンティークのトルコ石は唯一無二的な特徴が大きいので、面白いんですよね。色味の変化だとかいろいろ。私は今回、その独特な色味に惹かれてそうしました。ただおそらくですが、ひょっとすると面白くなればなるほど、価値というより価格帯は上がってゆくのかもしれません。

 

次にですね、ウザいほどあふれているイスタンブールであっても、ターコイズ製品の9割方がシルバー製でした。K18やWGを主体とした本格トルコ石製品を探すのはそりゃもう、大変。だからね、今回わたしはカラルと出会わなかったらきっと買えていないと思いました。記念で安い価格でオモチャみたいなものは買ってこれたとしても。

 

ま、そんなわけで、こんなわたしでも自分以外のjewelryをごくごく、たまに、まれなケースで買うことが、あるよというお話(笑)。共通して言えることは、恋に落ちたかどうかと、自分で造れるか否かというところ。ここらがドンピシャだった時、わたしは、他店でも本格ジュエリーを買うよ。ただし、自分が言われて気分が悪くなることや悲しいことは絶対に言わない。納得が出来なかったら文句を言うのではなくてノー取引であればいいだけの話。ここは声を大にして言いたいかな、誰にというわけじゃないけれど。

 

 

ヒトも、モノも、トキメく出会いは大切!

 

 

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そうそう、この話に関連して、実は前回綴った例の超ジェントルマンなK氏から私は最終日の朝にトルコ絨毯を1枚、買ったんですよ。これまたトルコ石と同じくらいイスタンブールにはじゅんたんが至る所に溢れていて、しかも価値や価格もまたトルコ石並みに推し量るのが難しい。ぶっちゃけ知ってないと、手が出せないかもしれない。なぜなら、何の根拠をもってその価格に納得できるの~?っていう意味で。損したとか、買わされた、みたいな印象になっちゃうからね、疑心暗鬼だと。

 

手織りで、シルクで、年代物。これがたぶん最も高いとすると、わたしが今回買ったのは、手織りのウールのちょこっとオールド(50年くらい)のものらしいです。が ぶっちゃけその真偽さえ、売り手を信頼するしかないというところまもまた、知識がある程度ないと旅先でフワっと買えるもんじゃぁないな、という理由。

 

今回ワタシは、じゅうたんに関してはまーったく知識ゼロだったんだけど でも買いました。なぜか。それは、最終日の最後の最後まで彼が、我々に一切絨毯のセールスをしてこなかったからです。絨毯屋のオーナーだというのに&初日からあんなに我々にごちそうしてくれたり案内してくれたりアドバイスをくれたりしてたのにです。

 

とても不思議だったので、どうして絨毯を我々に勧めないの?ときいてみました。すると、アキコには売れないと。・・え(;・∀・)?どうして(;・∀・)?

 

キミのお父さんが、死ぬ間際に家に来てくれて、病弱な体でありながら2枚の良質なペルシャ絨毯をリビングにわざわざ敷いてくれたというエピソードを初日にきいて、僕は、僕がお店で扱ってるどんなに良質な絨毯もその2枚にはかなわないと思ったの。じゅうたんには気持ちと愛があるの。アキコは今、リビングに敷かれているそのじゅうたんをきっととても愛していると思うの。だから僕はそれを尊重したいと思った。だから、売れないけど、出会いの証として玄関くらいの大きさだけどこれをあげる。大切にしてほしい、使うというよりは額に入れて飾ってほしいかな と言って、前回の画像のカーペットを我々にくれたんですね。

 

いやいやいやいやorz

買わせて くださいorz

 

夫と二人、心底そういう気持ちになりました。どこに敷けるかといったらぶっちゃけ思いつかないんだけど、例えば寝室をフローリングにしてそこに将来的に敷くとかまぁ考えればあるし、いまリビングに敷いてある父の遺品を廊下に敷いてもいいし、、、

 

ただ、我々はじゅうたんの知識がまったくないから、あなたを全力で信じたい。あなたが、(・∀・)イイ!!と心底言い切れるもので、我々が買えるくらいの予算のものがあったら、ちょこっと見せてくれないかな?とりあえずリビングの写真を見せるから、それに合うようなやつ!

 

 

ちなみにウチのリビングのメインカーペットはコレ。手織りのシルクの、年代は不明。あれは学生時代だったか、出張から戻った父がインドから担いでかえってきたんです(;´∀`)。

 

 

すると、おぉ、この赤いソファーにピッタリのがあるよ!とっても丁寧に織られているから見てみて、きっとアキコならわかるはず、キレイで、美しいの。と言いながら広げてくれた1枚の赤いじゅうたん。これに我々、ノックアウト。あぁ 素敵だ、実にいい。知識はゼロだけど全然いいよ。この一週間あなたと接して我々はあなたを十分知れました。信じて納得して、我が家に迎え入れます!

 

・・そして現在我が家のリビングがどうなったかというと

 

 

とりあえずこのようになりました☆

中央の赤いカーペットが今回イスタンブールから持ち帰ったものです。信じて正解、とっても(・∀・)イイ!!

 

 

ここでもひとつ、ウザいほどピンからキリまで見てきたのでトルコ絨毯の豆知識。良質かつニューではないトルコ絨毯というのはとても軽くて柔らかいんですね。よって、くコンパクトに折り畳んで持ち運ぶことができます。なので我々、手荷物でラクラク持ち帰ってきました。丸めて肩で担ぐなんてしなくても大丈夫だったよ(;´∀`)はは

 

 

 

帰国してもイスタンブール気分が味わえるシアワセ(*´ω`*)。

 

 

ちなみにトルコのチャイは、ミルクティーではなく普通の紅茶だったりアップルティーだったりザクロティーだったりしました。まぢですごい回数飲むんですよ皆さん。チャイの出前があるくらい。我々も旅先でほんとにたくさん飲みました。このシンプルなチャイグラスはスーパーマーケット(ミグロス)で6個セットで10リラ(190円)。やっす!!観光用のバザールで買うと2000円くらいしちゃうのかなぁ。チープモノの中では最高のお買い物でした^^

 

 

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以上今宵はここまで。

 

最後に、えぇと、私情で申し訳ないのですが12/12まで、新規の製作と修理のご依頼をストップさせてください。実は出国前に受けた人間ドックの結果が一昨日届きまして、今までオールAだったんですが今回、まさかのD2(要精密検査)的な箇所がいくつかありまして、昨日わたくし総合病院へ行ってまいりました。その結果、やはり精密検査が必要だということで来週、CTやらMRIやらを2日にかけてやることになりまして、その結果がでるのが12/12なんですね。異常がなければそれでよしなんですが、仮にそうでなかった場合、手術や入院等が考えられるので、いずれにしても結果が出るまでは新規の仕事を引き受けることは難しいと、そんな状況です。

 

ちなみに現在、3名の方の製作依頼に取り組んでいますが、そちらは大丈夫ですのでご心配なく。そして私の病状についてもですね、どうぞご心配なく。血液(重度の鉄不足)と消化器系(胆嚢)で引っかかったんですが、おそらく、あらぬ心配をなくすための検査だと思うので。

 

それではまた☆