接客の大切さ=愛を考える
マレーシアにいた際にホスピタリティー科のとある大学の教材や
カリキュラムへのお手伝いをしたのですが
そのお礼のメールを読みながら思い出したことがありました。
前回日本に帰国したときに荷物だけマレーシアに取り残され。
私の服装は上下部屋着に近い格好にスニーカー。
ハンドキャリーのキャリーと大きめの手荷物だけ。
すっぴんに、めがね。
はっきり言ってださい以外の何者でもありません。。。
着替えもお化粧品もすべてまだマレーシア
いつも使っているコスメというのは、なかなか変えられないもので
落ち込んだ末、成田から恥ずかしい格好のまま
新宿の伊勢丹のオープン直後へ。
とにかく、コスメと1日分のお洋服だけはどうにかしなくっちゃと
下を向きながら買い物をすることになりました。
デパートのコスメ売り場は、どこでも隣通しいろんなブランドが並んでいます。
とあるブランドで、まず必要なものを買いました。
たくさんの店員さんがいる中、ほかのお客さんもいません。
でも、一瞬私をみただけで いらっしゃいませ、も言われません。
商品はいつも使っている定番のものを購入したのですが、その際も
ただ「商品をピックアップ」し、会計。笑顔もなく、さっさと帰ってほしいんだろうなと
感じる接客でした。
根本的な問題は
私は自分の格好もありますし、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
その後は BOBBI BROWNへ。
そこで私はとってもすてきな接客を受けました。
一気にいろんなものを買いそろえるのと、荷物をみて
「どこかからの、お帰りですか?」と言われたので、事情を話すと
「では、必要なものがいくつもありますよね。ご一緒にそろえさせていただきますね」と
とても優しく声をかけて下さり、本当に丁寧に商品を購入できただけでなく
1週間程度は、いろいろこの機会に使ってみてくださいねと
基礎化粧品やメイク落としなど、サンプルを頂きました。
サンプルをいただくことは、化粧品カウンターではよくあることですが
「運が悪いことがあった後ですからいいことありますよ
またいつでもいらしてくださいね」
とお見送りしてくださいました。
サービスというのは、物ではありませんよね
いらっしゃいませ、ありがとうございました、という最低限の挨拶や
そのお客様を観察し、適切な対応をしていくという上で
過剰すぎるものはサービスとはいえません。
しかし、最近はやっている「ファスト」であること
一概に私はそれがいいとも思えません。
どんな局面でも、目の前の人へ愛を持って接すること。
時には、厳しい判断で相手に接することもあるかもしれません。
でも、愛のある接客や対応であれば
お客様の不満も、譲歩をお互いにできるという環境にもなります。
今回は伊勢丹のボビーブラウンさんを例に出させていただきましたが
今でも、せっかく同じ商品を同じブランドで買うなら
その店舗の、その人がいいな。お世話になったから。と思い出します。
相手に印象を付けること、そして愛のある対応をすること。
これはお仕事だけではなく、プライベートにも通じていくものだと思っています
私も愛のある人でいられる、暖かい人で過ごしていきたいです