2002年ごろに、カナダのクイーンシャーロットの旅に参加したことあり。

これが、海外ツアーの始まりだったように思う。 日本と違い生き物の種類のすくないカナダの海。

塩気の少ない海に感じた。 ケルプという大きな浮きのついた長い昆布の海は無機的な感じがした。

 浅い水路をゾディアックは行く。 海の底には一面ウニという場所もあり、ボブはボートの柄で人数分をすくってくれた。 良かった体験であった。 ゾディアックは広い海にでる。そこには鯨が潜り尾を跳ね上げる。たびに、オーッとみんなが声をあげる。  その後、左前方に水しぶきがあがる。多数のいきものの水しぶきのようだ。ゾディアックは左に船首を向け、全速力でこれにせまる。 しばらくして、水しぶきの塊のの中にいた。 船の周りは多数のイルカが弧を描いて前へと急いでいた。 500頭は居るようで、何かの目的があるのだろう。 この無機的な生命観のない海は人に知る海とはどこかかけ離れていたのでした。

 ハイダグアイは無人島であり、人が上陸はできても、そこに宿泊は許可されていないとのことでした。トーテムポールは自然に朽ち果てるがままにされていました。 今、どうなっているだろう。朽ちてしまっているだろうなと考えつつ、今宵は眠りにつくことにした。