暗き地下の奥深く。
それは厳重に保管されている。

長い間人の出入りがないせいか
埃が積もってみてとれる。


「…」


一振りの剣。

妖しくも美しい宝玉がはめ込まれた剣。

新たな持ち主を待っているようにも思える。


「…」



誰も居ない部屋。


しかし、囁きにも聞こえる確かな声。


「…我ヲ振ルウニ値スル者…」


静かに宝玉が明滅する。

やがて閃光と共に辺りを照らす。