奇異の少女が、独り遊びだした

時より少し前。

およそ、2日ほど前に起きた、

まだこの街に雨が降る前の話。






人々の喧騒が響く街並み。



まだ人々が闊歩している時間。



その男は、目の前の現象に落胆

していた。



自分に課せられた使命を終える

為に必要な時間はさほどないと

考えていた………。


「…はぁ~」



目の前の光景に、難儀する。


依頼者はこう言った。


標的は、あくまでスーツを着用

している、と。



そして、黒いスーツだ、とも。




標的は、全て消さなければなら

ない。

例えこの街のほぼ全ての住人が

スーツ姿だとしても、それらは

すべて標的なのだろう。


「ようは無人にすればいいだけ

の話、簡単なコトだな」


言い終えると、首をポキリと鳴

らし、歩み出す。





「…さぁ、狩りの時間デス、よ♪」