辺りを見回す。


………。



しかし、彼以外には誰もいない。

ただただ、降りしきる雨だけが音を響かせる。





彼はもう一度ショーウィンドウに目を向けた。




すると、さっきまで映っていたモノ、
もとい、少女らしき人物はいなかった。

否、居なくなったという表現はおかしい。




もともと、ココには彼しかイナイのだから……。



だから彼も気づかない。




自信の身に迫る危険に……。




「……?」



不意に彼は、自信の異変に気が付いた。


雨水に濡れた躰、その腕が、その脚が、まるで固定されたかのように、



……動かない。




「ヒィッ!?」





そうして知る、彼自身の躰の変化…。





ショーウィンドウに映る彼の姿は






白い少女によって、ガッシリと捕まっている。









「ホ~ラ、
ツ・カ・マ・エ・タァァァーーーーーー!!!!」