以前、テレビで「生命の法則」として紹介されていた「3対4対3の法則」という話を見て、とても興味を持ちました。
その内容は、世の中の多くの物事や人は、おおよそ「3割・4割・3割」に分かれるという考え方です。
例えば、人間関係でいえば、
・3割は自分と気が合う人。
・4割はどちらでもない普通の人。
・3割はどうしても合わない人。
また、お金持ちとそうでない人、美人とそうでない人なども、おおまかには同じような割合になるという考え方です。
さらに面白いのは、「良い人だけ」を集めた集団を作ったとしても、時間が経つと、その中でまた3割・4割・3割のような構成になっていくという話です。
これを聞いて、なるほどと思いました。
野球でもそうです。強打者ばかりを集めたチームでも、全員が毎試合打ち続けるわけではありません。シーズンを通して見れば、打てる選手、普通の選手、調子を落とす選手というように、自然と役割や成績に差が生まれてきます。
映画やドラマの世界でも同じように感じます。『釣りバカ日誌』の浜ちゃんは、会社から見れば「困った社員」と思われる場面もあります。しかし、そんな人がいるからこそ職場に人間味が生まれ、物語も面白くなるのでしょう。
では、この法則を世界に当てはめたらどうでしょうか。
平和を願う人が3割。戦争を支持する人が3割。そして、その間で状況によって考え方が変わる人が4割。
もし本当にこのような構成が人間社会の本質なら、残念ながら戦争は完全にはなくならないのかもしれません。
もちろん、これは科学的に証明された法則ではなく、一つの考え方に過ぎません。しかし、人間社会を眺めていると、不思議なくらい当てはまっているように感じる場面があります。
だからこそ私は、この「3対4対3の法則」は、人間という生き物を理解するための一つの視点として、とても興味深い考え方だと思っています。
完璧な社会を目指すことは大切ですが、世の中には必ずさまざまな立場や考え方の人が存在する。その前提を受け入れることで、人間関係にも社会にも、少しだけ余裕を持って向き合えるのではないでしょうか。
