先日、熊本県で地震が発生したというニュースを知り、胸が締め付けられるような思いになりました。

現在、私は台北におりますので、地震による直接的な影響はありませんでした。
しかし、被災された方々の様子や、突然の出来事によって不安な日々を過ごされている皆様のことを思うと、遠く離れた場所にいても心配でなりません。

私は日本の神戸で生まれました。
母は日本人、父は台湾出身です。
その後、台北で育ち、日本と台湾、二つの文化の中で成長してきました。

私にとって、日本も台湾も単なる「場所」ではありません。
どちらも私の人生を形作ってくれた、大切な故郷のような存在です。

神戸では、日本文化の中にある細やかな心遣いや責任感、何事にも真摯に向き合う姿勢を学びました。
そして台北では、人と人との温かいつながりや、多様な価値観を受け入れる柔軟さを感じながら成長してきました。

二つの文化に触れてきた経験は、今の私自身の考え方や、仕事への向き合い方にも大きな影響を与えています。

今回の熊本の地震を知り、改めて感じたことがあります。

それは、人生は決して一人で歩んでいくものではないということです。

自然災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。
普段当たり前だと思っている日常が、突然大きく変わってしまうこともあります。

被災された皆様の中には、大切な家を失われた方、ご家族の安否を心配されている方、これからの生活に不安を抱えている方もいらっしゃると思います。

そのお気持ちを考えると、本当に胸が痛みます。

特に熊本で暮らしている皆様へ、心よりお見舞い申し上げます。

今は台北にいるため、すぐに現地へ向かい直接お手伝いすることはできません。
ですが、遠く離れた場所からでも、熊本の皆様の安全と一日も早い復興を心から願っています。

私は経営者として、日々仕事に向き合っています。

会社を運営するということは、利益を追求するだけではありません。
社会の一員として、周囲の人々や社会に対してどのような価値を届けられるのかを考えることも、大切な責任だと思っています。

人は誰かに支えられながら生きています。

一つの温かい言葉、一つの小さな気遣いが、困難な状況にいる方にとって大きな力になることがあります。

だからこそ、私は今回、熊本の皆様へ心からのエールを届けたいと思いました。

日本には「絆」という美しい言葉があります。

人と人とのつながり、支え合う気持ちを表す言葉です。

距離が離れていても、国や地域が違っていても、人を想う気持ちは必ず届くと私は信じています。

これまで私は、日本と台湾の間で生活し、仕事をしながら、多くの素晴らしい方々と出会ってきました。

その中で強く感じることは、人は皆、幸せに暮らしたい、安心できる日常を守りたいという願いは同じだということです。

今回の熊本の出来事も、改めて人と人との支え合いの大切さを教えてくれました。

熊本には美しい自然があり、歴史があり、そして温かい人々がいます。

必ずまた、穏やかな日常と笑顔が戻ってくることを信じています。

熊本の皆様へ。

どうかご自身のお身体を大切になさってください。
そして、決して一人ではないということを忘れないでください。

遠く台北からですが、私は皆様の安全と、一日も早い復興を心より願っています。

いつかまた日本へ戻る機会があれば、熊本を訪れ、直接皆様へご挨拶をし、この想いを届けたいと思っています。

神戸で生まれ、台北で育ち、現在は経営者として歩んでいる私にとって、日本と台湾をつなぐ存在でありたいという気持ちは、これからも変わりません。

困った時に寄り添える人でありたい。誰かに温かさを届けられる人でありたい。