昨日の午後、出かける前にテレビをつけました。
たまたま・・・高野山を支える職人さんの映像が飛び込んできました。
途中からだったけど、見ることが出来て良かった。
感動しました。
大仏師の松本明慶さんのお話でした。高野山 清浄心院 へ置く仏像を彫っていますが、指標などせず迷いなく彫っていきます。その姿を見た、フランスから視察で来ている宗教彫刻家の方が『何か指標となる印を書かないのか?』と聞きます。
松本明慶さんは
『あまりしません。右目を彫る時は、左目を感じながら彫る。
前を彫っている時も一緒で、後姿を全部見ながら彫る。
書かなくても、彫っていくことで姿が出てきます。』と話されています。
この時点でえらく感動しました。
『木の中に仏さんがいる、それを出していく感覚。
木に仏さんが住んでいる所を、要らない所だけを削っていくと
残ったのがこれ(仏)になる、自分の頭の中にある物が全て。』
と言い終えた時『道』・『志』は人から迷いを取るものだとあらためて思いました。現在、仏教の講座でブッタの知恵を勉強しているところですが(汗)
1本の木から造る作品ですよ〜
私、思わず感動しました。