「私と同じ気持ちであって欲しい」
彼にこれを期待する人はメンタルが苦しくなる。
いくら愛し合っていようとも、人と人が同じ気持ちであることはない。
気持ちの有りようなんて数秒ごとに変わるだろうし、実体もないからだ。
同じ気持ちになっているような気がするだけだ。
そう思い込めていることが恋愛の幸せという言い方も出来るだろう。
しかし、好きになってしまったり、自分中心の思考が抜けない人は常に「私と同じ気持ちであって欲しい」と他人に期待する。
実際にはそれぞれが別の世界を生きているのが人間だ。
二人で同じナポリタンを「美味しいね」と食べていても、感じている美味しさはそれぞれ違うだろう。
同じ空間にいるってだけで、それぞれが別世界を生きているのだ。
それなのに、自分と同じ世界が見えていると思っている人は多い。
「私が彼のことをこのくらい好きなんだから、彼も同じくらい私を好きなはず」とか「同じくらい好きじゃないと恋愛が成立しない」と思い込んでいる人も多い。
冷静に考えてみればわかると思うが、そんなわけはない笑。
人の感情は常に波打っているようなもので、一定の感情なんてないし、今どんな感情かも確認のしようもない。
「私と同じ気持ち」よりも「私とは違う気持ち」であることを前提にしたほうが人付き合いはうまくいく。
「私と同じ気持ち」を前提にするとちょっとしたすれ違いですぐに裏切られたような気持ちになってしまう。
「私が会いたい」と思っていた時に「彼は私と同じように会いたいと思っていなかった」とかで勝手に裏切られたような気持ちになってしまう。
彼としては困惑するしかないだろう。ただその瞬間はゲームがやりたかっただけで、彼女のことを嫌いになったわけでもないからだ笑。
そして、この「私と同じ気持ち」を前提にしたコミュニケーションはネガティブな局面でも悪影響がある…
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ワイン倉庫のあるお店に行った