言いたいことが喉の奥で止まる瞬間がある。
好きだからこそ言えない、という矛盾がある。



本当は寂しいのに「大丈夫」と笑ってしまう。
本当は嫌なのに「任せるよ」と引いてしまう。
本当はもっと近づきたいのに、どこかで距離を保ってしまう。



帰り道でスマホを見つめながら、胸の奥がじんわり痛む。
「また言えなかった」と自分を責める。
でも次の場面でも、やっぱり黙ってしまう。



この沈黙は弱さじゃない。
むしろ、とても合理的な選択だった。



人は基本的に、いま守られるほうを選ぶようにできている。
行動経済学は、まさにこの選び方を説明してくれる。



本音を言えば緊張する。
彼の顔色が曇るかもしれない。
「面倒な女だ」と思われるかもしれない。
最悪の場合、関係が揺らぐかもしれない。



一方で、黙ればその場は丸く収まる。
気まずさは生まれない。
嫌われるリスクも回避できる。
「いい子」でいられる。



だから心は無意識に計算する。



いまの安心を取るか、それとも未来の信頼に賭けるか。



多くの人は、まず「いま」を選ぶ。
短期の安心を取る。
その代わりに、長期の信頼を少しずつ手放していく。



その選び方が、彼との未来を静かに遠ざけていく…



この話を、今週のメルマガでもう少しだけ深く書きました。

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今日は2月とは思えないくらいの暖かさでしたニコニコ