昨年秋に前立腺癌が見つかり診断までは大いに葛藤し、1月からの内分泌療法で男性ホルモンが体からなくなっていくと同時に疲労感、脱力感が出て、3月に薬疹が出てステロイド鬱にもなって精神的にもズタズタになって。4月から徐々に回復していったものの、軽度のうつ状態と易疲労感は残り、さらに筋の代謝低下からかほんのり皮下脂肪が全身に見られるようになりました。

6月の手術に向けて気持ちも体も以前の精力的な自分に戻すためにGWから頑張ってみました。「健全な精神は、健全な肉体に宿る」のか、運動からやってみましょう

 

GWの前半は福井の実家に帰って越前海岸サイクリングと山仕事。

4/30、5/1は九州の病院で勤務して5/2京都へ帰って病院受診。

5/3からの4連休でさらに。 その記録です

 

5/3は鞍馬から北山をトレランで嵐山まで。

叡電で二ノ瀬まで行ってスタート まず左の山へ登ります

 

登りは走らずに、平地と下りは駆け足で

北山杉の木立の中を駆けていきます 爽快です

 

氷室

 

沢の池 山の上にある不思議な池です

 

長い下り坂の下には高雄

新緑がまぶしい

 

清滝まで走って嵐山に、観光客だらけの嵐山を抜けて阪急で帰宅

このコースは以前の自分でもハードなコースなのですが、頑張ったおかげでタイムも3時間半と以前のスピードで行けました。もっとバテバテになると思っていたのに、少し自信つきました。

 

5/4は引っ越しのお手伝い

河原町今出川周辺を一日中ウロウロ。家具組み立て、日用品買い出しなどで汗だくです

賀茂大橋渡りながらデルタや出町柳を見たり、セカンドハウスでスパゲッティランチ食べたり、古き良き京都の学生文化に浸りました。

 

5/5は自転車です

快晴の中、木津川をさかのぼります

 

いつもの自転車道終点泉大橋で定点撮影

 

昼食は近くのファミマでウドンとどら焼き、特茶  以前っぽいです

 

奈良までもう少し走って 混雑の興福寺抜けて猿沢の池

 

5時間100kmのライドで15時帰宅。さすがに疲れましたが、一休みしたら体の中に力がみなぎっているのがわかりました。

癌とか鬱とかでメソメソ、ダラダラしていましたが、考えてみたらPSAの値は0.110で僕の体にほぼ癌細胞はいません。辛いと思わせていたのは内分泌療法の副作用で、これも考えすぎではないかと。

以前の自分が楽しんでいた休日を同じように実行してみたら、アーラ不思議、気持ちも体も戻るじゃないか。

 

戻るとすぐに実感できるのが食欲

夕食は ウナギ卵丼(1.5人前、自作)、サーモンとモッツァレラチーズサラダ(2人前、自作)、買って来た餃子10個(スーパーのパック)

これがペロリと食べれるんです。ビールも缶2本飲んでも胃がつらくないのです。

これが以前と同じなんです。自分でも驚きましたし、とても自信になりました。

 

GWが終わり、うっすらの皮下脂肪もなくなり、カチカチの太ももと肩に戻ったようです。

「僕の体は癌に侵されてもいない。手術でカスみたいに残った癌は取り除いちゃう」

「医療法人のTopとして420人の職員の生活と地域の人々の健康を守り抜くことが自分ならできる」

こんな前向きな気持ちには久しぶりです

 

癌と鬱で弱った心と体から、もともとの前向きで精力的な自分へ

これから癌治療の本番ですが、治療とかを言い訳にせずに前進する心と体、今後も整えていきます。