脳卒中を専門にしている医者ですが、自身の前立腺癌の経過を記録していきながら、治療法など解説していきます

”愛おしいこの世で使命感を持って毎日を死ぬまで生きる” の実践はなるのか

T3bN0M0、ステージ3、グリーソンスコア(4+4=)8、PSA131、自覚症状なし、2024/1/25からCAB治療開始

6/14前立腺全摘術(RARP)、断端陰性、CAB治療終了、経過観察へ

2026/2/5生化学的再発にてCAB再開

 

5月にPSA測定限度以下になってPSA再発後寛解となっていました。今回はそれから3か月後の定期受診8月4日。

北摂のマンションから車で京都の病院へ。名神高速が大渋滞なのでナビに従って一般道で。9時前に出て10時前に到着。

すぐに採血して診察待ち。

本日は大変混雑していて、待てど暮らせど自分の番号が表示されません。

もう結果なんてどうでもいいので早く終わりたいと思いだした2時間半後、ようやく診察室へ。

 

I先生「調子はいかがですか?」

私「ホットフラッシュや脈不整などの自律神経の乱れがありますが慣れました。」

I先生「PSAは測定限度以下で経過良好ですよ」

私「安心しました。去勢抵抗性になるのまでにはどのくらい時間があるのでしょうか」

I先生「大体7-8年と言われていますが、受診やめる方もいて正確ではないですがもっと長い可能性があります。」

私「病院経営再建の案件が増えてきて、今後どのくらいの時間たくさんの仕事できるか心配していました。」

I先生「当分は大丈夫ですので、仕事してください。半年おきのリュープリンの注射がありますのでお待ちください。次回は3か月後の10月終わりです。お大事に」

 

 

2時間半待って2分間診療でした。

他のお待ちの患者さんの中には今後の治療方針をじっくり話し合う方もいらっしゃるので、その方に時間を差し上げたと思えば腹も足しませんでした。まあ結果良かったからうれしいですし。

 

人生の終盤の男性に発症する前立腺癌。他の病気で天寿まっとうすれば癌死ではないので、予後の良い前立腺癌は癌と長期間付き合うことが大事のようです。Stage I ~IIIは手術でも放射線でもなんとかなるようです。(Stage IVは抗がん剤で何とかできます) 脳神経外科医として手術と定位放射線治療を担当していたものとして、癌の治療のキモは原発巣の除去(手術摘出でも放射線でも)と合併症回避にあると考えていました。自分の場合はロボット手術で早期に退院出来て性機能も保たれ、尿失禁もなかったので、初期治療としては十分な結果です。多分、放射線治療に臨んだ方も十分な結果を得られたものと考えます。その後のPSA再発、去勢抵抗性になった場合にも更なる治療法があるので爺さんになるまでは生きていけるはずです。Stageにもよるでしょうが、”前立腺癌に敗者復活戦はない”というよりは”敗者となることはあまりない”と考えて治療法選択に臨むべきではないでしょうか。

 

<日付>  <PSA値>

2023/11/23 131(がん検診) 

2024/1/25から内分泌療法(CAB ゾラデックス+アーリーダ)開始

2/8     37.686

3/7     0.937 (薬疹でアーリーダ中止 ステロイド短期間内服)

4/4                  0.192 (ビカルタミド開始)

5/2       0.110

5/30        0.058 (術前最終値)

6/14    前立腺全摘術 断端陰性で寛解 CAB治療終了

7/16     0.025未満(測定限度以下)

9/12     0.025未満(測定限度以下)

11/13      0.009未満(当院外注の測定限度以下)

12/19     0.025未満(測定限度以下)

2025/3/27   0.025未満(測定限度以下)

6/26    0.025未満(測定限度以下)

9/25    0.025未満(測定限度以下)

12/25     0.194 PSA再発疑い

2026/2/5        0.459     CTでは再発巣なし PSA再発にてCAB治療再開

3/5             0.057

5/14       0.025未満(測定限度以下)

8/4     0.025未満(測定限度以下)