1 誠実な関心を寄せる
誠実な関心を寄せる
友を得るには相手の関心を引こうとするよりも相手に純粋な関心を寄せることだ。
人間は他人のことには関心を持たない。ひたすら自分のことに関心を持っているのだ
単に人を感服させて、その関心を呼ぼうとするだけでは決して真の友を作ることはできない
他人のことに関心を持たない人は苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかける。人間のあらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれる
私の舞台を見に来てくださるお客様があるのはありがたいことだ。
おかげで、私は日々を安らかに暮らせる。
私の最高の演技をご覧に入れよう
サーストンは舞台に立つ時必ず心の中で
”私はお客様を愛している”と何度も繰り返し唱える
我々は自分に関心を寄せてくれる人々に関心を寄せる
他人に示す関心は、人間関係のほかの原則と同様に、必ず心底からのものでなければならない。
感心を示す人の利益になるだけではなく、関心を示された相手にも利益を生まればならない。
2 笑顔を忘れない
笑顔で接する
他の会社の部長たちの電話はどれも事務的な口調で、単に取引といった感じでした。
でも、あなたの場合は私と話すのがいかにも嬉しいといった感じでした。
こちらの会社の一員になってもらいたいという気持ちが声によく表れていました。
そういえば、私は電話をかける時に笑顔を忘れたことはありません。
まるでどんちゃん騒ぎでもしているかのしているような具合に仕事を楽しみ、それによって成功した人間を何人か知っているが、そういう人間が真剣に仕事と取り組み始めるともうだめだ。
だんだん仕事に興味を失い、ついには失敗してしまう。
また、私は人の悪口を言わないことにしました。
悪口を言う代わりに褒めることにしています。
自分の欲することについては何も言わず、もっぱら他人の立場に身を置いて物事を考えるように努めています。
そうすると生活に文字通り革命的な変化が起こりました。
私は以前とはすっかり違った人間になり、収入も増え、交友にも恵まれた幸福な人間になりました。
人間としてこれ以上の幸福は望めないと思います。
動作は感情に従って起こるように見えるが、実際は動作と感情は並行するものなのである。
動作の方は意思によって直接調整することができるが、感情はそうはできない。
ところが感情は動作を調整することによって間接的に調整することができる。
従って快活さを失った場合、それを取り戻す最善の方法は、いかにも快活そうに振る舞い快活そうにしゃべることだ。
3 名前を覚える
名前は当人にとって最も大切な響きを持つ言葉であることを忘れない
カーネギーは前から考えていたことを彼に打ち明けた。両者の合併案だ。
互いに反目しあうより提携した方がはるかに特捜だと熱心に説いた。
やがてブルマはカーネリーにこう尋ねた
ところで、その新会社の名前はどうするのかね?
するとカーネギーは答えた。
もちろんブルマンパレス車両会社としますよ
冷たい会社を温かくするにはひとつの方法がある。
人の名前を覚えることだ。重役たちのうちには名前が覚えられないという人もいるが、つまりは重要な仕事が覚えられない、すなわち、仕事の基礎ができていないことを告白しているのだ
図書館や博物館の豪華のコレクションのうちには、自分が名前を世間から忘れられたくない人たちの寄贈によるものが多い。
フランクリンルーズベルトは人に好かれる一番簡単で分かりきった、しかも一番大切な方法は相手の名前を覚え、相手に重要感を持たせるということであることを知っていたのである。
相手と話してるうちに何回となく相手の名を繰り返し、相手の顔や表情姿などと一緒に頭の中に入れてしまうように努める。
一人になると早速メモに相手の名前を書き、それを見つめて精神を集中、しっかり覚え込んでしまうと、そのメモを破り捨てる。こうして目と耳と両方を動員して覚え込むのである。
4 聞き手にまわる
聞き手に回る
どんな褒め言葉にも惑わされない人間でも自分の話に心を奪われた聞き手には惑わされる。
私は賛辞を口にしたが、全て心底から出た言葉であった。だから、実際は私は単に良い聞き手として、彼に話す張り合いを感じさせたりすぎなかったのだが、彼には私が話し上手だと思われたのである。
ただ、相手の話に耳を傾けることが大切だ。どんなお世辞もこれほどの効果はない。
相手の話は心で受け止め、その一言一言、吟味しながら耳を傾けていたのである。
だから話しては全て言い尽くした。満足感を最後には味わった。
お母さんが僕を愛してくれていることはよくわかっている。だって、僕が何かお話ししようとすると、お母さんはきっと自分の仕事を辞めて僕の話を聞いてくれるんだもの。
私は相手の言い分を終始相手の身になって聞いてやりました。電話局員のこういう態度に接したのは、彼としては初めてで私のことをまるで親友のように扱い始めました。
彼とは4回会いましたが、彼を訪ねた目的については一言も触れませんでした。しかし、4回目には目的や完全に達せられていました。滞っていた電話料も全部払ってくれましたし、委員会への提訴も取り下げてくれました。
自分の言おうとしていることばかり考えていて、耳の方が留守になっている人が多い。俺らがたはとかく話上手よりも聞き、上手な人を救うものだ。しかし、聞き上手という才能は他の才能よりもはるかに得難いもののようである
世間には自分の話を聞いてもらいた。いばかりに医者を呼ぶ、患者が大勢いる
中国で100万人の餓死する大飢饉が起こっても当人にとっては自分の歯痛の方がはるかに重大な事件なのだ。
5 関心のありかを見抜く
相手の関心を見抜いて話題にする。
ルーズベルトは誰か訪ねてくる人があるとわかれば、その人の特に好きそうな問題について、前の晩に遅くまでかかって研究しておいたのである。
あなたがボートに夢中になっているのを見抜いて、あなたの喜びそうな話をしたのです。気持ちよく、あなたの付き合いをして下さったの。
相手の関心を見抜き、それを話題にする。やり方は結局双方の利益になる。従業員間コミュニケーションの指導者、ハワードハージャックは常にこの原則を守ってきた。その成果についてハージャックはこう述べている
相手次第で成果も違うが外して言えばどんな相手と話をしてもその度自分自身の人生が広がる。それが何よりの成果だ
6 心からほめる
重要感を与える。誠意を込めて。
常に相手に重要感を持たせること
自分がしてほしいことは人にもまたそのようにせよ。
人間は誰でも周囲のものに認めてもらいたいと願っている。自分の価値を認めてほしいのだ。
小さいながらも自分の世界では自分が重要な存在だと感じたいのだ。
見え透いたお世辞など聞きたくはないが、心からの参照には飢えているのだ。
心から認め惜しみなく褒められたいと私たちはみんなそう思っているのだ
人と話をするときは、その人自身のことを話題にせよ。そうすれば、相手は何時間でもこちらの話を聞いてくれる