Googleで検索しても情報が見つからなかったので、同じようなことを検索する人のために記事を書いておきます。
ご存知のように、JRの 阪 大阪市内発または着の乗車券を使うときは、原則として大阪市内の駅では下車前途無効になりますが大阪駅と北新地駅との間を当日中に徒歩で連絡する場合は両駅間でいったん改札を出ることができます。
- 普通乗車券: 「途中下車」の「大阪市内の駅で下車」
- 特別企画乗車券: 「トクトクきっぷのきまり」の「特別企画乗車券の取り扱い方」の6(3)
細かく分けると、次の4パターンがあります。
- ⑴ 大阪市内発の乗車券で、北新地駅で出場し、大阪駅で入場する。
- ⑵ 大阪市内発の乗車券で、大阪駅で出場し、北新地駅で入場する。
- ⑶ 大阪市内着の乗車券で、大阪駅で出場し、北新地駅で入場する。
- ⑷ 大阪市内着の乗車券で、北新地駅で出場し、大阪駅で入場する。
これは市販の時刻表のピンクのページにも載っていることなので、みんな知っているでしょう。しかしインターネットで検索しても、有人改札を通る話ばかりが出てきて、自動改札を通れたもしくは通れなかったという話は見つかりませんでした。
それで、実際に上記⑴のパターンを試したら、自動改札を通ることができました。
私も以前はこれをするときは有人改札を通っていました。しかしこないだ北新地駅で特別下車印を押してもらうついでに駅員さんに、自動改札を通れないのかときいたら、意外にも「ここ(北新地駅の出場)は通れる。大阪駅(の入場)はわからない。」という答えでした。なので、その次の機会に北新地駅で自動改札機に入れてみたら、青緑色の駅名印(普通の途中下車するときに印字される長方形のあれと同じ)が印字されて出場できました(図1)。
そしてその後に大阪駅で入場するときも自動改札を通れました。ただし北新地駅で出場するときに有人改札を通った場合は大阪駅で自動改札で入場しようとすると「使用済」と表示されて通れませんでした。大阪駅の自動改札機は、ちゃんと北新地駅で出場したかどうかをチェックしているようです。
図1. 北新地駅の自動改札の特別下車印が印字された㊭新幹線回数券(普)
2つの写真は同一の物体を異なる時刻に撮ったもので、左は新幹線の改札内、右は新幹線の改札を出た後在来線の改札を出る前です。
回数券なのでどちら向きにでも使えます。これは大阪市内→名古屋市内の方向で使用したものです。
北新地駅の特別下車印があるために、新幹線の入出場印字は1行目が飛ばされて空欄になり2行目と3行目に印字されました。
これは㊭新幹線回数券(普)ですが、これでできるなら普通乗車券でもできると思います。
念のためもう一度言っておきますが、私が自動改札を通ったのは⑴だけです。
⑴ができるなら⑵もできてよさそうですが、⑵は試していないのでできるかどうかわかりません。
⑶は大阪駅で自動改札機に入れたら回収されるでしょう。念のため大阪駅の駅員さんにきいてみてもそのように言われました。なので大阪市内着の乗車券で大阪駅で特別下車するときは有人改札に行かなければなりません(図2)。
⑷も北新地駅で自動改札機に入れたら回収されそうです。
図2. 大阪駅の特別下車印が押された㊭新幹線回数券(普)
回数券なのでどちら向きにでも使えます。これは名古屋市内→大阪市内の方向で使用したものです。
よって、とりあえず言えるのは⑴だけですが、自動改札を通れるのでわざわざ有人改札に行かなくても良いです。