少し前にレムリアンヒーリング練習会の仲間である
エリーナさんのブログでシュタイナーの本について書かれている記事を読みました。
 
 
 
もともと興味があったので
早速エリーナさんから3冊のシュタイナーの本を借りました。
最初にどこで知ったのかは覚えていないのですが、
子どもが幼稚園に上がる前にシュタイナー教育を取り入れた幼稚園ができる、と知って
見学に出かけたこともあります。
残念ながらそのときはいろいろな条件があわずに断念しました。
けれど、その幼稚園に行かせていたらどうなったかな、と今でも思ったりします。
 
その後、他のところでもシュタイナーについての勉強会があることを知り、
1、2回参加させていただきました。
そのとき聞いたことはむずかしかったのですが、心に響くものがありました。
でも、それ以来シュタイナーからはまた離れてしまいました。
改めて今回読んでみて。いいなあ、と思いました。
お借りした本はこちらの3冊です。
 
「はじめてのシュタイナー~人生のヒント~」
志賀くにみつ
 
「家庭でできるシュタイナー教育」
シュタイナー教育に学ぶ第3号
大村祐子編著
 
「4つの気質と個性のしくみ」
シュタイナーの人間観
ヘルムート・エラー
鳥山雅代 訳
 
「はじめてのシュタイナー」は語句の説明も載っていてわかりやすく、「家庭でできるシュタイナー教育」はシュタイナー学校の様子がわかり、自分もその学校に行ってみたかったなあ、と思いました。「4つの気質と個性のしくみ」は、エリーナさんのブログにあるような気質の違いが面白かったですが、人間の4つの要素というのも興味深かったです。今回はこの本について書きたいと思います。
 
人間の4つの要素とは
 
物理的な法則にしたがう「物質体」
生命の力としての「生命体」
感情をつかさどる「感情体」
自分を意識する力である「自我」
 
とくに「生命体」の説明のところで
タンポポの生命体がタンポポのかたちを作り上げている、と書いてあって
ワイルドフラワーエッセンスで習ったことと通じていたので腑に落ちました。
 
また「自我」というのはつねに自分の人生の課題を知っていて、
生まれる前、自分の課題にとりくむことができる地上の場所や環境を選ぶそうです。
人間は何度もこの世に生まれ変わり、
そのたびに違う容姿をもつが変わらないものが一つだけあり、
それが「永遠の個性」である「自我」なのだそうです。
気質とは永遠の個性が親から受け継いだ力とまじりあうときに生まれるもので
一人一人のもつ気質には深い意味があるのです。
また、人生の課題に取り組むためにその気質が授けられたとも考えられるそうです。
 
私は4つの気質(胆汁質、多血質、粘液質、憂鬱質)の中で、
どちらかというと憂鬱質が多いように思います。いつも考えすぎているから。
自分では欠点で、いやなところだと思っていました。
でもそれは自分の課題に取り組むための気質なのだと考えると自分を許せます。
 
本の最後にシュタイナーの言葉が紹介されていました。
以下はその言葉からの抜粋です。
 
『私たちがある人と出会うとき、
私たちはその人の永遠の個性としての「自我」とも出会っています。
ある人間を頭の中だけで理論的に決めつけてはいけません。
その人間を自分の中で深く感じるように心がけましょう。
その人間のもつ、本来の力を感じるのです。
そうして、その人間に対する深い愛情をはぐくんでいきましょう。
それぞれの人間が相手を理解しようとすれば、
相手のささいな行動にいちいち腹を立てることはなくなり、
お互いに本当に理解できるようになるでしょう。
なぜなら、その時点で私たちはすでに自分の問題ととりくみ、
自分自身を変えているからです。』
 
あくまでも理想かもしれませんが、そんなふうにできたらいいな。
 
エリーナさん、素敵な本を貸していただいてありがとうございました。(^_^)