気持ちの切り替えが早くなった。

 

ダウン症の話ではなく、夫の話。

 

夫は根性や痩せ我慢という言葉とは対極にある人だ

痛みにも弱く、

持久力もなく、

疲労アラートをあげるのが女の私よりよっぽど早く

その上、不機嫌を撒き散らす幼稚さを持っていた。

 

面倒くささから私も不機嫌になるような事態を事前に回避するようになってきていたし

家庭の中がこどもを不安にさせる雰囲気になることが何よりも嫌だった。

 

ところが

体力と根性だけでやってきた強いはずの私の

その柔軟性のない突っ張った強さはダウン症の衝撃でボキッと折れた一方で

痛みに弱かったはずの夫の心はぐにゃと曲がりながらも弾性力を発揮して

なんとか持ち堪えてくれた。

そして、今も私を支え続けてくれている。

正直、父親なんだから世間体的にも逃げ出す選択肢は母親よりまだ許されていただろうに、

 

まだダウン症が生まれて2年。

まだ心がざわつく日もあるだろう。

それでも夫が不機嫌を撒き散らすことがグッと少なくなった。

不機嫌になってからの気持ちの切り替えがすごく早くなった。

心を努めて平常に保とうとしているのがわかる。

変わろうとしてる。

それは自分を幸せにすることを、この家族で幸せになることを諦めていない証拠なんだと思う。

 

強い人だな、と思う。

いや、強くなった、のか。

 

私も変わっていかないと。