保育参観に行ってみた

後で保育園から送られてきた写真をみて

教室の隅っこで私が醸し出すあまりのガチガチのオーラに笑った。

あーこの人がダウン症の親か、とみんな一瞥するだけだし、自分のことで忙しいし

でもその一瞥するほんの零コンマ1秒の私がどう見えるかを意識するあまり

結果ガチガチになっていた。

 

私が保育園の年長さんのころ、

知的障害があって発語のない、おそらく自閉症の女の子がクラスにやってきた。

なんの因果か、私は甲斐甲斐しくフォローしていたようで。

 

その子が好きだからとかではなく。

同じクラスの子が集団行動ができない。

ならばフォローしなければならないのである。

そんなシンプルな気持ちでそれ以上もそれ以下でもなかったはずだ。

 

でもやたらと大人に褒められた記憶がある。

その子のお母さんにも優しくお礼を言われたことがあった。

〇〇ちゃんいつもありがとうねー。力が強いし言うこと聞いてくれないから大変でしょ?

どんな気持ちでお礼を言ってくれたのか知る由もなく

私は少し得意になって、

うん、全然動いてくれない時があって大変なんだよ!

と答えた気がする。

 

運動会でも私に手を引っ張られて引きづられるように入場する娘。

うちの親はさぞや鼻が高かったろう。

 

うちの親にも頭を下げていたあのお母さんの気持ち。

一足飛びで育つ健常児の私と、その世話になる自分の子どもを比べて切なかったろうか、

悔しかっただろうか。

運動会に参加できる娘を見て嬉しかっただろうか。

どんな気持ちでお礼を言ってくれたんだろうか。

 

そのお母さんがどんな表情してたのかは思い出せない。

 

インクルーシブなんて言葉がない時代を生き抜いてこられた

60を超えられたであろうそのお母さんは今、幸せだろうか。