「諸君は脳が不自由である。おれも同様に脳が不自由だ。おれは哲学学士だ。それでも脳が不自由だ。悲しいことだと思う。金もそれほど持っていない。物事の理屈が分かるので金が儲からないのだ。物事の理屈が分からない人は代わりに金を儲けることができる。道理である。おれは、それを白井道也から学んだ。老人の陰嚢ははある種の電線のごとくに垂れ下がっている。おれはそれを銭湯で見た。おれの陰嚢も垂れ下がっている。おれは二十七だけれども老人だ。これは理屈ではない。aikoという歌手はテトラポットである。これは本当。兜虫は夏の虫だ。これは観測事実。」

と、いうような取り留めもない思考を思考するのが日日の生活で、まとまった考えを考えられないのは何でだろう。と、疑問に思う諸君にお勧めなのが山村コック著『俺とドギーマンと脳が不自由な娘』だ。

 

著者の山村コックは特異な経歴を所有している。その特異さが小説自身に極度に反映されているされているされているされている。と、このようにディレイがかかってしまうのは、今僕が俺が私が拙者が乱酔しているからだ。色々の自分が山村コックについて書けと急かすのだけれども、山村コックについての知識は皆無で困っちゃう。でも。ただ一つだけ言わして呉れ。夏の星座で絞首刑。

 

お勧めです!