おれは今では 極道と成り果てたが若い頃は純粋だった。これを皆様に証明するために昔日の日記を紹介しようと思う。
二〇〇一年八月十三日。おれが小学四年生の頃だ。
「きょうは、おじいちゃんと、千と千ひろのかみかくしをみにいって3かいから1かいまでならんでいて、こんでいて、びっくりした。あと、かぎやさんがきて、かぎをつけてきて、かぎかわった。」
いまのおれは映画館が混んでいたら苛つくばかりで吃驚しない。そもそもアニメ映画のような甘ちゃん物語を観に行かない。
全ての過去は美しく感じられる。未来は地獄。
あゝ、無情! 当世風に言えばレ・ミゼラブル!