ミクロの世界(量子場)の住人-エバーノート


フリーツールです。
ネットに繋がなくても管理、編集ができる便利モノです。

なかなか良い感じですね。
見やすいし、使いやすい。

最近は何でもここに入れています。
思いついたこと、本の感想・・・など。

ブログやツイッターと違い、人に言えないような恥ずかしい失敗経験などもかけるので、僕は「教訓」というタグを作ったりもしています(笑)

やはりエバーノートは自分だけの情報という閉鎖性が魅力の一つですね。


今月16日に提出された論文です。
Evidence for an anomalous like-sign dimuon charge asymmetry →arXiv

どうやら、今回観測したD中間子の混合現象いうものが標準モデルの枠組みを超えていたらしいです。

ネットで調べてみると、こういうことみたいです。

中性中間子は混合現象を起こすはずだが、中性D中間子は混合現象は起き難いらしい。
標準モデルでもこの粒子の混合現象は起きにくいことが分かってるみたいです。
しかし、実験で確認できる中性D中間子の混合現象の発生率が標準モデルの上限ギリギリだったみたいです。
なので、中性D中間子の混合現象は新しい物理効果を示す可能性があるみたい。

(いや・・・あくまでも素人が調べた範囲だからあまり信用しないでね・・・)

で、今回ついに標準モデルを超えちゃった結果が出たわけですね。

論文を読んでみると、B中間子の理論に原因があると考えているみたいです。
そして、B中間子の理論といえば、あのCP対称性の破れと関係してますよね?

つまり、標準モデルで予想されるCP対称性の破れの程度は非常に小さいですが、実際はもっと大きいのではないかということみたいです。

(ってことだよね?・・間違ってたらごめんなさい・・・)




Fig17が分かりやすいですね。
標準理論から全然外れているのが分かります。
いや、標準理論が外れてるのかな?

まだ、実験が正しいと決まったわけではないですが、もし正しいなら変革の兆しですね。
(自分で正しいか判断できない現状(涙))


良いですね。こういうのワクワクします。



今日、関数解析をしっかりとやってから新井江沢を読もう!と思い立ちました。

やはり数学は基礎が出来てないと何もわからない・・・

物理とは違いますねぇ

僕は大学に入っていきなり量子力学の勉強を始めたバカな人間ですが、意外とうまくいきました。

交換子がポアソン括弧とのアナロジーから導かれたと知ってから解析力学の勉強を始めましたし、シュレーディンガー方程式が出てきてから、波動やフーリエ変換の勉強を始めました(笑)

そういえば、特殊相対性理論もディラック方程式が出てきてから始めたなー

このやり方でも十分通用しました。

しかし・・・数学はちがうな・・・


基礎が出来てないと理解すらできない。本質がつかめない・・・


数学を今までサボっていたのがこんなところで足踏みの原因になるとは!!

まあ、仕方が無いので初歩の初歩からやり直すしかない!!
関数解析の教科書を買って勉強することにしました。

数学科の人に聞いたら黒田さんの本が良いと言ってたので、早速図書館に。

借りられているだと・・・

なので、生協に行って買おうと思いましたが、

無い・・・

Amazonで買うか。。
とテンションが大暴落してトボトボと帰ってましたが、近くの古本屋に目が留まり、
もしかしたらと思い、入って探してみると

あった!!

ぱらぱらと読んでみましたが、かなり丁寧に書かれています。
確かに良い教科書だ!

テンションもかなり上がったので、ついでに『世界の名著 現代の科学ⅠⅡ』も買いました。
(コレは以前から気になってたし、値段もⅠⅡあわせて1000円だったので。)


ミクロの世界(量子場)の住人-関数解析



この本には
Ⅰドルトン、ラプラス、ヘルムホルツ、リーマン、マクスウェル、ボルツマン、マッハ、パブロフ、メンデル、
Ⅱプランク、ポアンカレ、アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルク、シュレーディンガー、ノイマン、ウィーナー、ワトソンとクリック、マッカロー、キスホルム、セント=ジェルジ、レダーバーグ
の著書が収められてます。
(もちろん彼らの著書の全部じゃないです。)

ほとんど読んだことありませんし、後半の医学者とかはだれ?って感じで知らないので、楽しみです。

勉強の合間にも読もうと思います。


さて、関数解析をがんばるか!
道は長いけど、何故か楽しいぞ。





今月の数理科学の「物理の道しるべ」は九後さんでした。


大学院の話が当時のヤンミルズ理論の発展の過程が垣間見れて非常に興味深かった。

やは り、益川さん、小林さんの存在は大きかったようですね。

九後・小島の条件についてですが、
これをを初めてみたときは

「ふーん。中西の条件を非可換ゲージに一般化したものか。」

くらいにしか思いませんでしたが、話の中にあるように

「経路積分法と演算子形式とは全く等価である」と確信していた
-

という強い信念のもとで生まれたものだったんですね。

っていうかこう言うってことは・・・等価って決まってるわけじゃないの?

なんていうか、ラグランジアンを使うかハミルトニアンを使うかの違いだから、僕の中では無条件で等価かと思ってた。

固定概念イケナイ。

んー

まあ、この話を読んで分ったことは、九後さんのような優秀な人物でもたくさんの失敗を積み重ねてきているということでですね。

失敗することは成功には大切な課程。
もちろん、成功があるから失敗もあるわけで。

失敗と成功は相補的な関係なんですね。
(失敗成功の不確定性は無いと思いますが・・・)

数学の理解ってなんだろう。

定理の意味を理解して、証明を追うことができたら理解できたことになるの?

証明も覚えておく必要あるのかなぁ?
それとも定理さえ覚えておけば、証明のやりかたは忘れても良いものなのかな?

でも、証明を自分でひらめくレベルに達してないと、何か研究で数学的証明の必要性があるときに、一人で証明できなさそう・・・・


うー・・・

正直、証明をいちいち追うのは面倒くさい。

ガロアみたいに定理を見た瞬間に証明を思いつくような天才だったらよかったのにと思った(笑)


まあ、まだ僕は数学の初歩のほうをやってると思うので一応証明は丁寧に見ていくつもりです。



やっぱり物理の方が性に合ってる。