ブログをかなり放置してしまった・・・
なんかエバーノートに入れると、ブログに書かなくてもいいやって思ってしまう(笑)
しかし、まあやっぱり他の人の目を気にして文章としてまとめるのも大切かな?とか思ったり。
(結局はそんなにまとめられてませんが。)
本題
9月の数理科学は南部さん特集でしたね。
自発的対称性の破れのことはもちろん、イジングモデル、ストリングの発想、QCDのことなど沢山の話題がありました。
これだけの仕事を一人でしたのか・・・
まあ、数理科学を読んで印象に残ったのが、アナロジーの大切さですね。
BCS理論の波動方程式とDirac方程式は確かにメッチャ似てますが、ここから真空の相転移の発想に行くのはかなり凄い!!
アナロジーといえば、古典電磁気学はファラデーが電磁現象と流体力学のアナロジーに気づき、それをマクスウェルが推し進めたことで完成したし、ブラックホールの解明には熱力学とのアナロジーが非常に役立ったと聞きます。(宇宙論はよく知らない)
このことからもアナロジーの大切さがよく分かります。
そういえば、村上春樹の小説に「万物はメタファーである」という表現が出てきますが、メタファーはそもそもアナロジーに気づくことから始まります。
つまり、この世の中はアナロジーによって認識されていると解釈できますね。
やはり物理に大切なのはアナロジーを「ただ似てる」で終わらせないことですね。